フェブラリーS(G1)制覇に向けカフジテイクが「伝説級」の豪脚に磨き!悲願の頂点獲りに福永祐一騎手が残して行った「ツケ」とは
その点で、過去5年のフェブラリーSで後ろ(第4コーナーで10番手以下)が馬券圏内に届いたケースは2016年、2014年、2013年、2012年と追い込みが利く傾向がある一方、1着まで届いたのはテスタマッタが勝った2012年の1度だけとなる。
また、逆に2番人気ワイドバッハ(6着)、4番人気ローマンレジェンド(5着)など追い込み勢が完封された2015年のような流れになると、いよいよカフジテイクの出番はなくなる。その”目安”となるのが下記の一覧だ。
上記の通り、追い込み勢が馬券圏内に届いた過去4年は、トップクラスのスプリント実績を持ったスピード馬がしっかりと流れを作っていた事実が存在する。しかし、この2017年は追い込み勢が壊滅した2015年以上に、スピードのある逃げ馬が不作のメンバー構成となっている。
まず登録馬の中にスプリント戦をこなせる逃げ馬が見当たらない。場合によってはマイルどころか、中距離を主戦場にしてきた逃げ馬ケイティブレイブが主導権を握る可能性も否めないだろう。
コパノリッキーやニシケンモノノフなどスピードのある先行勢が、どこまで先手を主張するかによって多少の変化は見込めるだろうが、いずれにせよカフジテイクにとって厳しい流れになる可能性は高い。
「もう少し前の位置で競馬が出来れば良かったのですが、結果的にあの位置から、いつもの競馬になりました。その辺りは今後修正していきたいと思います」