【天皇賞・春(G1)展望】キタサンブラックVSサトノダイヤモンド! 武豊25年ぶり「世紀の対決」の幕が上がる!
姉にヴィクトリアマイルを連覇したヴィルシーナがおり、妹のヴィブロスは先日ついにドバイターフ(G1)を勝って国際G1馬となった。だからこそ、シュヴァルグランの”血”は紛れもないG1級。いつか頂点に手が届くかもしれないが、ならば2強を下してこそ価値のある「今」、それを証明したい。
しかし、昨年の天皇賞・春ではキタサンブラックに、前走の阪神大賞典ではサトノダイヤモンドにそれぞれ完敗。本馬にとって、どちらも悪くないレースだっただけに敗北がより重い事実となっている。
ただ、騎手の腕で実力差をカバーできる範囲が大きいのが長距離戦の醍醐味。この馬と共に歩んできた主戦の福永祐一騎手が、どのようにして「逆転の秘策」を練ってくるのか注目だ。
昨年は1番人気に推されながらも12着という”悪夢”を見たゴールドアクターは、もう終わってしまったのだろうか。
有馬記念、日経賞を連勝して挑んだ昨年の天皇賞・春は、G1で初の1番人気に推されたものの早々に手応えがなくなって12着に大敗。だが、昨年はゴールデンウイークの渋滞を懸念して早めに現地入りしたのが裏目に出た形だけに、敗因は状態面とはっきりとしている。