M.デムーロ騎手「本能のまま」の即決に賛否!? 青葉賞レコード圧勝アドミラブルが「強すぎて」皐月賞2着馬ペルシアンナイト”失恋”……
ただ、ペルシアンナイトのファンの心境は複雑だ。主戦騎手の”即決”に「乗り捨てられた……」「あっさりか」と落胆。さらには「(ダービーではなく)NHKマイルCに行くべきだった」という意見も……。
「すごく切れました。スタートはゆっくりで後ろからになりました。初めてのコースで物見をしたり、直線もフラフラしたり、子供な所もありましたが、すごく良い馬です。東京コースでダービーの予行演習になりました。本番ではさらに強くなると思います」
そう語るデムーロ騎手。歴代の勝ち馬にはシンボリクリスエスやゼンノロブロイ、ウインバリアシオンといった名馬も名を連ねる青葉賞のレコードをコンマ5秒も更新する衝撃の走りだった。
勝ち時計の2:23.6は、青葉賞レコードというだけでなく、本番の日本ダービーを含めてもドゥラメンテ、ディープインパクト、キングカメハメハに次ぐ歴代4位となる。
つまり日本ダービーでさえ胸を張れる時計を、トライアルの青葉賞で早くも記録してしまったのがアドミラブルというわけだ。デムーロ騎手は「本番ではさらに強くなる」とコメントしており、この言葉通りにいけば本番での圧勝もあり得るだろう。
1984年に日本ダービーのトライアルとして創設されて以来「青葉賞組は日本ダービーを勝てない」という不思議なジンクスがある。先述したシンボリクリスエスやゼンノロブロイ、ウインバリアシオンらでさえ、”壁”に跳ね返されての2着だった。