日本ダービー(G1)最終トライアル、プリンシパルSは激戦必至!
唯一の無敗馬であるヘリファルテ(牡3、美浦・堀厩舎)は、台風の目となりそうな不気味な存在だ。というのも、この馬は今年の4月にデビューしたばかりのキャリア1戦の馬で、まだまだ未知数。デビュー戦となった前走の未勝利戦もスタート直後から鞭を入れられて気合をつけながら追走していくなど、レース経験が無いことに起因する試行錯誤しながらのレースぶりだった。それでも直線では鋭く伸びてきて見事に勝利するあたり、能力は高い。キャリア1戦馬ながら底知れない魅力があるだけに、実戦経験豊富なライバル相手にどのような走りを見せてくれるか楽しみだ。
このほかには、ここまでの6戦全てで掲示板を外したことのないレッドローゼス(牡3、美浦・藤枝厩舎)、逃げての前残りからの一発を狙うニシノアップルパイ(牡3、美浦・中館厩舎)など多彩なメンバーが出走予定。
プリンシパルS(OP)はルーラーシップやスピルバーグなど後のG1馬を多数輩出している隠れた出世レース。偉大な歴代の優勝馬に肩を並べるような活躍馬が今年は誕生するのだろうか。日本ダービー(G1)を占ううえでも重要となりそうなレースは、6日(土)に東京競馬場で行われる予定だ。