根岸S(G3)は連敗阻止を狙う「武豊」に注目も…「超穴での激走」を実現した“アノ騎手”に熱視線!
フェブラリーSへ繋がる重要な一戦の「攻略ポイント」は?
東京開幕週の日曜日メインは根岸S(G3)。フェブラリーS(G1)へ最重要の前哨戦と認識されており、今年も目が離せない一戦となりそうだ。
昨年は6番人気が勝利するなど、人気薄の好走も珍しくない本レース。過去には3連単の払戻が15万8760円という高配当決着も起きている。今年も“波乱”は起きるのだろうか。過去10年の傾向から狙えるポイントに注目してみたい。
データを見る限り「東京競馬場で実績がある馬」が好結果を残しており、3着以内馬14頭は前走の距離が1500m超だったというデータがある。該当馬は複勝率も優秀だ。
■前走1500m以下「4-7-5-99」
■前走1500m超「6-3-5-28」
脚質も注目したいポイントで、過去10年における勝ち馬9頭は「差し・追い込み馬」となっている。これまでの傾向から、直線勝負を仕掛ける馬を狙ってみるのは有効と言えそうだ。
枠番別では過去4年の3着以内馬12頭中9頭が「1枠から4枠」という結果。一方で「5枠から8枠」だった馬は苦戦している傾向だ。
武豊は連敗阻止へ…「超穴での激走」があった“アノ騎手”も話題
ここまで過去10年における好走馬の傾向に触れてきたが、今年のレースにおいて騎手を重視するのもアリだろう。過去に「単勝102.7倍」を持ってくるなど、好結果を残しているジョッキーを話題にする声も多い。
「先週の東海S(G2)も敗れてしまい、JRAダート重賞の連敗記録を止められなかった武豊騎手に期待したいですね。根岸Sは勝ち切れていないものの、昨年の2着など上々の結果を残しているレース。良いイメージを持って臨めると思いますし、意気込みも高いのではないでしょうか。
引き続きヘリオス(セ7歳、栗東・西園正都厩舎)と参戦予定ですが、同馬は昨年の根岸Sではスタートで遅れながらも2着と好走。実力は申し分ありません。良い走りをして、参戦を予定しているフェブラリーSへ繋げたいですね。
好結果を残しているという意味では、内田博幸騎手も注目です。2018年には6番人気ノンコノユメで勝利、15年には単勝102.7倍の15番人気アドマイヤロイヤルを3着に持ってくるなど、好騎乗で波乱を演出しました。
今回は4走ぶりにアドマイヤルプス(セ6歳、美浦・加藤征弘厩舎)に騎乗予定。内田騎手としても、C.ルメール騎手がテイエムサウスダンに騎乗することで巡ってきたチャンスを活かしたいところでしょう。要注目です」(競馬ライター)
23日時点で『netkeiba.com』の単勝予想オッズはヘリオスが5番人気、アドマイヤルプスが13番人気。この組み合わせでの決着となれば、高配当に期待できそうだ。根岸Sで好結果を残している両騎手が、今回も手腕を発揮するのだろうか。その点も楽しみにしたいポイントである。