シルクロードS(G3)人気馬は危険? 攻略のポイントから「今村聖奈を要チェック」の声も浮上!
古馬スプリント重賞を攻略するポイントは?
29日(日)に中京競馬場で開催されるシルクロードS(G3)は、春のスプリント王決定戦・高松宮記念(G1)と同じ舞台ということで本番に直結する可能性が高い。そういった意味で見逃せない1戦となるわけだが、配当面でも注目したいところだ。
過去10年において、24万8250円など3連単の払戻が10万円オーバーという高配当決着が4回あるシルクロードS。昨年も7番人気が2着に入るなど、伏兵の好走も珍しくない印象だ。そんな本レースを攻略する上で、ポイントとなる要素を特集してみたい。
まず注目したいのは1番人気の成績で、過去10年における結果は1着と2着が1回ずつ。5頭が2ケタ着順に大敗するなど、苦戦を強いられている状況だ。一方で2番人気は5勝を挙げるなど好結果を残している。「優勝馬10頭は全て4番人気以内」「3着馬は8頭が6番人気以下」というデータも頭に入れておきたいところだ。
■1番人気「1-1-0-8」
■2番人気「5-0-1-4」
■3番人気「2-2-1-5」
■4番人気「2-2-0-6」
また、「前走5着以内馬が優勢」といった特徴もある(過去10年の3着以内馬22頭が該当)。前走で6着以下だった馬が苦戦傾向という点も考慮したい。
牝馬の中でも注目なのは…「今村聖奈を要チェック」の声
シルクロードSは牝馬の活躍が目立つレース(2020年1着アウィルアウェイ、22年1着メイケイエールなど)でもある。なかでも「上位人気に支持された牝馬」が、優秀な成績を残しているだけに、今年も牝馬の扱いが重要となってきそうだ。
「上位人気が予想されるナムラクレアなど、今年も優秀な牝馬が出走を予定していますが、今村聖奈騎手とコンビを組むテイエムスパーダ(牝4歳、栗東・五十嵐忠男厩舎)に注目する方は多いようですね。
今村騎手とのコンビで昨年7月のCBC賞(G3)を制覇。前走の京阪杯(G3)は6着に敗れましたが、他馬と接触するアクシデントの影響がありました。それで0秒8差という結果は評価してもいいでしょう。ココでの巻き返しは十分にあり得ます。
今村騎手も重賞初騎乗初制覇という快挙を達成しましたが、その他10戦の重賞は全て掲示板にも載れないという厳しい成績。そろそろ結果を出したいでしょう。良い思い出があるテイエムスパーダとの参戦へ、特別な思いがあるかもしれません。注目ですね」(競馬ライター)
ルーキーイヤーだった昨年は、女性騎手の年間最多勝を更新する51勝を挙げた今村聖奈騎手。今年も注目度は高く、先週の海の中道特別(2勝クラス)では豪快に差し切って勝利し、JRA通算55勝を達成している。好気配漂う競馬界のヒロインが、今週末に好騎乗を見せるのだろうか。その手腕に期待したい。