「18冠ベビー」に熱視線! 天下の超大物馬主「最高募集額」を記録で、全米最強牝馬からついに「本物」登場!?
キタサンブラックとの「世紀の対決」といわれた先日の天皇賞・春(G1)で敗れてしまったが、今や競馬界を牽引するスターホースの座に駆け上がったサトノダイヤモンド。
日本最高峰に位置するセレクトセールで2億4150万円を記録するなど、幼少の頃から期待度が極めて高かった本馬。そのデビュー戦で対峙したのが、同じく2億5200万円を記録したロイカバードだった。
「5億円対決」として注目されたその一戦は、前者サトノダイヤモンドに軍配が上がり、ロイカバードは2着。その差は2馬身半と、後者にとっては完敗の内容だったが、今や2頭の”差”は”2馬身半”どころではなくなってしまったようだ。
とはいえ、G1・11勝を上げ2002年にはアメリカの年度代表馬にも輝いた歴史的名牝アゼリの仔ロイカバードも、今年になってオープンクラスまで出世している。当面の目標となる2億5000万円の購入資金回収はまだまだ遠いが、当座の”目標達成”の可能性もまだまだ残されているといったところだろう。
そんなロイカバードを兄に持つシルヴァンシャー(牡2歳、栗東・池江泰寿厩舎)が今年になって、非常に高い評価を集めている。
先述した通り母アゼリが「11冠」、それに父ディープインパクトが「7冠」と気の遠くなるような超良血馬。昨年の2歳女王ソウルスターリングがデビュー当初は「16冠ベビー」と騒がれたが、こちらは「合計18冠」とその上を行く存在だ。
ただ、このシルヴァンシャーが注目を集めているのは、その血統背景だけではない。