「2年越し」永島まなみが今村聖奈を逆転! 16勝目で女性騎手トップも「本当の戦い」は今週から

永島まなみ騎手 撮影:Ruriko.I

 30日、新潟競馬場で行われた12R・4歳以上1勝クラスは、2番人気のタウゼントシェーン(牝5歳、栗東・小林真也厩舎)が勝利。鞍上の永島まなみ騎手は、この日2勝目を飾った。

 最後は3頭が横一線になる大接戦となったが、その中には今村聖奈騎手の1番人気アドマイヤラヴィ(3着)もいた。女性騎手で1、2番人気を分け合ったレースを制した格好だが、それ以上に永島騎手にとって今年の16勝目は大きな1勝となった。

大接戦を制した16勝目は女性騎手トップに

「この勝利で永島騎手が今村騎手を抜いて女性騎手のトップに立ちました。もちろん、一時的なことですが、永島騎手が今村騎手よりも前に出たのは、今村騎手がデビューした当初だけ。言い換えれば、ルーキーイヤーの今村騎手が3月から0勝でスタートした時に、2年目で1月から騎乗していた永島騎手が先に1勝を挙げていたということです」(競馬記者)

 わずか1歳違いの先輩後輩の間柄となる永島騎手と今村騎手。競馬学校時代から仲のいい2人だが、今年1月には2人でスマホ確定申告「e-Tax」のPRに採用されるなど、今や女性ジョッキーを代表する存在だ。

 しかし、2人の歩みはまるで対照的である。

今村聖奈騎手 撮影:Ruriko.I

 1年目にわずか7勝に終わった永島騎手に対して、今村騎手は1年目から51勝で女性騎手初の新人王に輝くなど大ブレイク。苦戦が続く藤田菜七子騎手に代わるニューヒロインとして、競馬界を代表するジョッキーの1人になった。

 一方の永島騎手の2年目は年間21勝と着実に勝ち星を伸ばした。今村騎手の活躍に隠れる形となったが、7勝→21勝は6勝→14勝だった藤田菜七子騎手を超える伸び幅。ローカルの平場が中心ながら、じょじょに関係者やファンの信頼を掴んでいる。

 そんな2人の線が交わったのが、今春だ。1月から7勝を挙げ、リーディング上位に名を連ねるなど、さらなる飛躍が期待された今村騎手だったが、徐々に失速……。一方で1月こそ2勝止まりだったものの、春の福島開催で7勝を挙げて初の開催リーディングに輝くなど、ここに来て大きな充実を見せているのが、永島騎手だ。

 だが、このまま永島騎手が今村騎手に代わって女性騎手の稼ぎ頭となるのかというと、そう簡単な話でもないようだ。

「今年16勝目を飾って、女性ジョッキーのトップに立つなど充実著しい永島騎手ですが、先日に園田で勝ち星を挙げたことで(減量特典が1キロ上がる)通算51勝に到達しました。たかが1キロと思われるかもしれませんが、これまで多くの若手騎手がこの壁にぶち当たってきましたし、最近の今村騎手に昨年ほどの勢いがないのも、これが原因の1つではないかと囁かれています。永島騎手としては、適用される来週からが勝負になるでしょうね」(競馬記者)

 実際に、この日の新潟の最終レースでハナ+ハナという大接戦を繰り広げた永島騎手と今村騎手だが、勝った永島騎手が斤量52キロで、惜しくも3着だった今村騎手は53キロだった。仮にこの1キロ差がなくなれば、両者の着順が逆転していた可能性は決して低くないだろう。

「(接戦でしたが)ラストは怯まずに頑張ってくれました。上のクラスでも1200mや1400mだったら勝負できると思います」(1着タウゼントシェーン 永島騎手)

「道中はリラックスして走れていましたが、少し右にモタれる面があって、そこがラストの差に響きました」(3着アドマイヤラヴィ、今村騎手)

 今や活躍が当たり前になりつつある女性ジョッキー。ただ、この日は京都で天皇賞・春(G1)が行われており、2人が騎乗したのは裏開催の新潟だった。永島騎手VS今村騎手というライバル対決が大舞台で実現する日もそう遠くないと期待したい。

GJ 編集部

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