武豊がソダシ弟に勝るとも劣らぬ関心、「以前から気になっていた」アノ馬とついにコンビ実現! 念願成就で力の入る一戦
9日、函館競馬場の5Rに組まれている芝1800mの2歳新馬戦。ここでデビューを予定しているソダシの弟カルパと武豊騎手の人気コンビに注目が集まっている。
1週前の追い切りでパートナーと初コンタクトを取った武豊騎手は「ソダシに似てるね、毛色が」「尾も白い(面白い)よ」などとギャグを連発しながらも、カルパからまんざらでもない手応えを感じ取っている様子だった。
なおレジェンドといえば2016年、日本テレビ盃(G2)を勝った際「次は川崎でアウォーディー」との名(迷)ゼリフを残し、実際に川崎で行われたJBCクラシック(G1)でアウォーディーを優勝に導いた実績もある。それだけに、今回も吉兆のサインと見ていいかもしれない。
そんな武豊騎手はこの日、カルパの新馬戦のみならず、11Rの五稜郭S(3勝クラス)でも大いに関心を集めることとなりそうだ。
「以前から気になっていた」アノ馬とついにコンビ実現!
なぜなら、ゴーゴーユタカ(牡4歳、美浦・武井亮厩舎)と初コンビを組む予定だからである。
ルーラーシップ産駒の同馬は昨年7月、デビューからわずか5戦目でラジオNIKKEI賞(G3)まで駒を進めており、レースでも掲示板の5着に好走した好素材だ。
実は同年4月の1勝クラスを快勝したあたりから、ゴーゴーユタカには一部のファンから「いつかユタカさんとのコンビも見たい」などの声も囁かれていたのだが、ついに実現するに至った。
それだけにSNSやネットの掲示板などには「ついにゴーゴーユタカとユタカさんのコンビがキター!」「待ってました」「これは胸熱すぎる」などのコメントも見られた。
また、実は武豊騎手自身も前からゴーゴーユタカのことを少なからず意識していたようだ。
今回の騎乗依頼を受けたことで、武豊騎手は公式サイトの日記に「日曜日のメーン、五稜郭Sは、ゴーゴーユタカに初騎乗。馬名からして以前からなんとなく気になっていた馬ですが、この北海道でついにご縁ができました。結果につなげたいですね」と、喜びの声をつづっている。そういった経緯からも、ここは力の入る一戦となるに違いない。
「私も密かに期待していたので、このタッグの実現は本当に楽しみですね。なお馬名に騎手の名前が入っている馬といえば、最近では2歳新馬のタケシに横山武史騎手の兄・和生騎手が騎乗したことも一部で話題となりましたね。
また先週のCBC賞(G3)では、川田将雅騎手と同じ名前を持つサンキューユウガが8番人気ながら2着に入る激走を見せました。ゴーゴーユタカと武豊騎手にもこの勢いにあやかってほしいところです」(競馬誌ライター)
なお今年1月に東雲賞(2勝クラス)を勝っているゴーゴーユタカだが、3勝クラスに昇級後のここ2戦はともに6着以下に敗れている。そのこともあってか『netkeiba.com』で公開されている単勝予想オッズにおいて、5日時点で7番人気の伏兵評価にとどまっている。
ただ、そろそろクラス慣れしてきておかしくない頃であり、鞍上は何といっても千両役者の武豊騎手である。日曜の函館11Rは“ユタカコンビ”に大いに期待してみたい。