「夜の短期放牧」で絶好調の相乗効果? 斎藤新や鮫島克駿が好騎乗連発…「Win-Win」の関係を囁かれた若手騎手たちが躍進
8月も2週目を迎え、サマーシリーズの動向も気になり始める時期。20日の札幌では武豊騎手のジャックドールと川田将雅騎手のプログノーシスが激突する札幌記念(G2)も行われる。
9月1週の開催で終わりを告げる夏競馬だが、この夏に調子を上げていたのが若手のホープたちだ。
中でもクイーンS(G3)をドゥーラで制し、エルムS(G3)でもワールドタキオンで2着に入った斎藤新騎手や同レースを1番人気で13着に大敗したものの、前哨戦の大沼S(L)とマリーンS(OP)で連勝に導いた富田暁騎手の活躍が目立った。鮫島克駿騎手も夏の北海道で堅実な成績を残し、2週連続で準メインを穴馬とのコンビで勝利した。
その一方、夏競馬で絶好調ぶりを見せた彼らに囁かれていたのが、SNSのアカウントのフォロワーに夜の仕事をしていると思われるフォロワーが増えていたことである。
こちらについては、それに気づいた一部のファンの間で話題となり、仕事を離れたプライベートにまで、とやかくいうことではないと肯定的な意見も出ていたことは記憶に新しい。
「夜の短期放牧」で絶好調の相乗効果?
事情を知る関係者の話によれば、某キャバクラが函館開催から騎手を狙い撃ちにして荒稼ぎに成功し、歓楽街すすきので有名な札幌でも、引き続き競馬関係者たちの“憩いの場”となっているという話だった。
その影響で調教に遅刻したり、成績が下がったなら非難の声が出たかもしれないが、むしろいつもより成績が上がったなら何の問題もない。レースで命懸けの騎乗を続ける騎手にとっても、「夜の短期放牧」にリフレッシュ効果があったといえるだろう。
「一般的な同世代に比べて大きな稼ぎのある騎手という職業だけに、彼らが太客(大金を落としてくれるお得意様)として通ってくれるのは、お互いにWin-Winの関係といえますね。
少しだけ心配なのはキャストにのめり込み過ぎてしまうことです。若くして大金を持っている彼らですが、男社会の競馬界で生きているため、派手な女遊びはしてこなかったと思います。
相手は男性経験が豊富なその道のプロですから、割り切っている内はいいですけど、本気になると本業に身が入らなくなる恐れもありそうです。“ヤンチャ”のし過ぎで週刊誌にすっぱ抜かれるようなことだけは避けたいですね」(競馬記者)
相乗効果で好成績を残せるなら、彼らを応援するファンとしては、「なんぼでも通ってくれたらええ」といったところだが、札幌組とは別に新潟でも岩田望来騎手がライオットガールでレパードS(G3)を制したのが先週末。実は岩田望騎手もまた北新地で飲み歩いているという噂のあった人物だった。
宝塚記念(G1)でジェラルディーナに騎乗すると見られていた団野大成騎手が突然降板となり、武豊騎手へと乗り替わった裏事情にも岩田望騎手が関係しているといわれている。
とはいえ、過去3回の全国リーディングジョッキーを経験した戸崎圭太騎手のオメガギネスを真っ向勝負で負かした手腕はさすがの一言。レパードSを牝馬優勝したのも2010年ミラクルレジェンド以来、13年ぶりの快挙となった。
実際のところ、彼らの好調と夜遊びにどこまで因果関係があるかは分からないが、こうした噂のあった騎手たちが調子を上げているなら狙って損はない。今週末も彼らの“リフレッシュ効果”に注目だ。