ギャンブラーが繰り返す「過ち」の対処をどうするか? オイシイ思いと同じくらい手痛い思いも…夏競馬で見誤った「痛恨ミス」の打開策【徒然なる神のくず競馬トーク】

 私達ギャンブラーは何度でも同じ過ちを繰り返す。ギャンブルにおける過ちにも様々な種類がありますが、その全てで繰り返しますね(笑)。本当にいいかげんにしなければいけない。

 今回私が「またやらかした」と思っているのは、逃げ馬についてです。私は逃げ馬好きで、どんな時でも逃げ馬には注目していて、そのおかげで何度もオイシイ思いをした事があります。しかし、同じくらいの数だけ手痛い思いもしている。

 いやあ……この夏はやられました(涙)。もう取り返しはつかない。CBC賞(G3)のジャスパークローネに始まり、中京記念(G3)のセルバーグ、そしてジャスパークローネもう一度の北九州記念(G3)。更には新潟2歳S(G3)のショウナンマヌエラ、キーンランドC(G3)のシナモンスティックと、とことん逃げ馬にやられたイメージがあります。

 上記の内、ショウナンマヌエラ以外は全て予想の段階で注意を向けた馬ではありました。何故これだけ毎回逃げ馬に注目しているのに、この夏1回も捉えられなかったのだ!!でも、本当に何故なのだろう?

 いや、まあ、単純にそれよりも魅力的な馬がいたということなんですけどね。そりゃそうなんですよ。そんな毎回逃げ馬を買うわけにはいきません。はい。ただ、この夏の重賞のような過ちを防ぐには、ハッキリ言って毎回逃げ馬を本命にして買うしかないのである。

 自分で言っていることですが、逃げ馬というのはとにかく有利なのです。力の劣る馬が強い馬を負かすには、ほぼ逃げしかないといっても過言ではない。実際、上記の4頭だって逃げなかったら、馬券圏内に来てなかったのではないだろうか?

 どんな馬でも逃げさえすればチャンスってことです。だから、どんな時でも逃げ馬は買いなんですよね。力が劣っていても、ハマれば来ますからね。ハマるかハマらないかは走ってみなければわからないところがありますけど。

 じゃあ、毎回逃げ馬を本命、もしくは対抗。つまり逃げ馬のベタ買い。これをやれば過ちを防ぐ事は出来ます。しかし!そんなものはもう予想ではないではないか!何よりも楽しくないでしょうが!「楽しい」は大正義なんです!一方で楽しもうとすればするほど、回収率は下がります。そういうものです。一体どうすればいいのか!?

夏競馬で見誤った「痛恨ミス」の打開策

 これは「とにかく一回一回の予想の精度を上げる」という結論で解決出来る問題ではないと思うんですよ。例えばショウナンマヌエラなんて、逃げ馬ベタ買いの人か総流しとかじゃないと買えないと思うんですよね。あれは事故だと諦めるのか?しかし、私は本命が勝ち、対抗が3着だったので諦めがつかないのです(知らねえよ笑)。

 今後は買い目に逃げ馬枠を作るか。どういうことかというと、予想は今まで通り普通にやります。で、◎◯▲まで決まったとします。この時、どこかに逃げ馬が入っているならそれでよしとして、問題は入っていない時です。

 基本的にはこの場合私の買い方は◎の単勝、◎から◯▲への馬連とワイドになるのですが。それとは別で、例えば逃げ馬から◎◯▲への3連複を買うとか?でも、それだと買い目がめちゃくちゃ増えてしまう。私は無駄な買い目を可能な限り削る事で回収率を上げて来たのです。だからこれは違うか。場合にもよると思いますが……。

 もしくは逃げ馬はどんな時でも最低▲の評価は与えるか、ですけど、これはベタ買いに近い考え方でそれはそれでつまらない気がする。う〜ん……、でもこれが一番過ちが起きず、且つ自分の馬券の買い方には合っていそうだ。だが、つまらないとは思う……。

 なので!「基本的には逃げ馬は自動的に最低でも▲評価、しかし場合によっては外してもよい。でも基本的には馬券に組み込まなければいけない!ただ、逃げ馬を外すことが罪というわけでもない!」くらいの心構えでどうだろう?どう思います?わからない!私にはもう何もわからない!

 というわけで。今週は夏競馬最終週を迎えますが、頑張りましょう。改めて逃げ馬のことを心に刻みましょう!ただ、心に刻んでからしばらくは全然来なかったりします(笑)。気をつけてください!!

キャプテン渡辺

お笑い芸人。1975年10月20日生まれ、静岡県静岡市出身。A型。放送芸術学院卒業。2005年にお笑いトリオ・キラッキラーズを結成。現在はピン芸人として活躍中。土曜の競馬中継「ウイニング競馬」(テレビ東京)レギュラー。競馬予想術の粋を集めた自著「神の馬券術」(KADOKAWA)が好評発売中

【YouTube】くず競馬チャンネル

Twitter:@captain1975

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