【菊花賞予想座談会】タスティエーラ「消し」で両者の見解が一致!武豊とC.ルメールはキープでも…「波乱必至」の一戦に自信の穴馬を大抜擢

 全国の座談会ファンの女子高生の皆さん、お待たせしました!

 感動のフィナーレとともに終了したあの伝説のコーナーが、約半年ぶりに復活と相成りました。涙なくして語れない(打ち切り)を経験し、雌伏の時を超えて菊花賞(G1)で再開。耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、今感動の復活です。とらほー!

中川:おっさん、おっさん!何はしゃいでるんですか……。女子高生なんて馬券も買えないし、そもそもこんなコーナーのファンなんているんですか。

黒井:ほら松浦亜弥ちゃんも「自分じゃちょっと気づかない様な変な癖 もしあったなら どうしよう」って気にしていたくらいだからさ。おじさんも丸山元気で頑張らないと。

中川:しれっと大事な情報を匂わせるんじゃあねえですよ。後任者としてコラムを連載していた平野ももちゃんが失踪したんですよね?

黒井:そこはあーた……大人ならスルーしておくところよ。年頃のお嬢さんなんだから、色々あるでしょうよ。我々は自分たちの仕事に真摯な態度で向き合うことを求められているのだ。

中川:なんですかもう……。急に仕事の顔になっちゃって。それじゃあ、さっさと本題に入りましょうか。牡馬クラシック最終章の菊花賞(G1)を予想する訳ですが、黒井さんの予想はちゃんと終わっていますか?

黒井:そらそうよ、そんなんお前、ハッキリ言うてアレよ。

中川:また始まったよ……。18年ぶりの優勝は確かにおめでたいですけど、公私混同するのは、やめてくださいね。

黒井:だってウチってば東京の会社なのに、編集部の人間は阪神ファンが多数派だもん。多少のことはなんとかなるってもんよ。絶対勝つぞタイガース~!!!

タスティエーラ「消し」で両者の見解が一致!

中川:いいからいいから、もうそういうの!まずは私の予想から出しますよ。「◎」はノッキングポイント。鞍上の北村宏司騎手は何を隠そうキタサンブラックの菊花賞で騎乗していた隠れた名手です。前走の新潟記念(G3)では古馬相手に堂々の勝利。ブラストワンピース以来となる3歳馬の優勝でした。ということは、この馬も有馬記念(G1)で穴を開けるかもしれません。父はマイラーのモーリスですが、母チェッキーノで中距離でも問題ない血統。例年なら天皇賞・秋(G1)に出走した可能性もありますが、世代限定戦なら通用してもおかしくないと思います。

黒井:穴党は世間が考えない方向でアプローチするのが魅力だから、多くのファンが距離不安を懸念している馬を狙ってみるのも面白そうだね。ちなみにこちらの「◎」は池添謙一騎手の騎乗するサヴォーナでいってみたい。サトノグランツの強襲に屈したけれど、何しろ神戸新聞杯(G2)の内容がよかった。逃げたファントムシーフを真っ向勝負で交わしての好走。とても届かないような位置からサトノに差されたが、あれは展開のアヤと前向きに考えることにする。4枠8番と枠もちょうどいい。12キロ増と余裕残しの馬体で走れたのも良化に期待出来そう。

中川:あ、忘れていました。この人私の買わない馬ばっかりに印をつけてるんだった。相変わらず性格の良さがにじみ出てますねえ。

黒井:失礼な、それは意図的にやってるんじゃなくて、君が馬券下手の予想下手なのが原因なんだから仕方ないの。おじさん当たったら焼肉連れていってあげるから、期待しておきなさい。

中川:ホントですか!絶対の絶対の絶対ですよ?録音しておきますからね!

黒井:……絶対にあたるとは言ってない。行けたら行くくらいに考えとくわ。知らんけど。

中川:出たよ関西人の常套手段(笑)。ハナから期待していませんからご心配なく。じゃあ次に「○」ですが、私はソールオリエンスを選びました。ダービー馬タスティエーラが休み明けなのに対し、こちらはセントライト記念(G2)で一度叩いた上積みに期待。横山武史騎手もタイトルホルダーで2年前の菊花賞を勝っていますから心配ないでしょう。

黒井:さすがにこの馬はこっちも押さえたよ。ひとつ気になることがあるとすれば、タイトルホルダーは逃げ切り勝ちだが、ソールオリエンスは後ろから末脚を伸ばすタイプってところだろうか。展開に左右される可能性もあるから、あまりスローになり過ぎるようだと、末脚不発というケースも考えられるね。その辺も踏まえた上で「○」としたよ。

中川:やっぱり長距離戦は好位抜け出しタイプが有利ですかね?そうなると、私の「▲」ファントムシーフは、京都が庭のレジェンド武豊騎手だから楽しみです。日本ダービー(G1)の凡走で悔いが残ったことも、神戸新聞杯の意表を突く逃げに繋がったはずです。今回でコンビ3回目。名手も手の内に入れているでしょう。

黒井:京都、長距離、武豊ってね。非常に魅力的なことは重々承知しているけども、先行したい馬が8枠15番を引いたから泣く泣くパスした。それなら思い切って横山典ちゃんのトップナイフに期待したくなるのがおじさんだよ。スプリンターズS(G1)で7着、秋華賞で5着と来たら、そろそろ馬券圏内があっても不思議じゃあない。横山は横山でも典弘~!って。君が好きだと叫びたいね。

中川:ポツンしたらそこでレース終了ですよ。まあ典さんは一部マニア向けみたいなところがありますし、人気も思っていたよりなさそうなんでよさそうです。「△」は川田将雅騎手のサトノグランツでどうでしょう。秋華賞なんて周りの騎手が、まるで空気を読むかのようにスムーズな進路取りで外に持ち出しました。触らぬ神に祟りなしってところですかね。

黒井:そうそう、下手に邪魔なんかしちゃったら後で怖いから……。何を言わせるんだ君は!「△」サトノグランツは同意。でも川田騎手って、長距離戦は苦手って言われていなかったっけ?ただの偶然って可能性はあるけど、中距離戦のような安心感があるのかとなると、ちょっとだけ疑問だね。

「波乱必至」の一戦に自信の穴馬を大抜擢

中川:川田騎手と馬券の相性がよくない黒井さんが、あえて印をつけてきたので何となく察しました。私はあと、「★」のマイネルラウレアで夢を見たいと思います。ゴールドシップの血に期待です。

黒井:そうきたか。こっちの「★」はナイトインロンドンでいく。マイラー血統のグレーターロンドン産駒で距離不安を感じさせながら、芝2400-2600mで3連勝した実績は頼もしいゾ。穴人気した神戸新聞杯の惨敗で今回はノーマーク。阪神から京都にコース替わりするのは面白い。

中川:ところで皐月賞(G1)と日本ダービー(G1)で1着2着馬が入れ替わった前回の年っていつか分かりますか?

黒井:は?おじさんの競馬歴を舐めてもらっては困りますよ。それはジェニュインとタヤスツヨシが争った1995年だね。ジェニュインは距離不安で天皇賞・秋(G1)に出走してサクラチトセオーの2着に好走。菊花賞を勝ったのは上がり馬マヤノトップガン。前走を2着に負けての戴冠は、サヴォーナにも再現して欲しいところだね。

中川:さすがです。ダテに年ばかり取っちゃいないですね。

黒井:当時はまだおじさんも好青年だったからさ。昨日の夕飯は思い出せなくても競馬のことならなんでもござれよ。

中川:いや、そっちの方が人として問題ですって(笑)。そういえば2人ともタスティエーラ無印なんですよね。

黒井:嫌な予感しかしない(笑)

■中川の予想

◎ノッキングポイント
○ソールオリエンス
▲ファントムシーフ
△サトノグランツ
★マイネルラウレア

※買い目は馬連1頭軸流しの4点。

■黒井の予想

◎サヴォーナ
○ソールオリエンス
▲トップナイフ
△サトノグランツ
△ドゥレッツァ
★ナイトインロンドン

※買い目は◎軸の馬連5点と三連複軸1頭流しの10点で計15点。

GJ 編集部

真剣勝負の裏にある真実に切り込むニュースサイト「GJ」の編集部です。これまで作成した記事は10000本以上。競馬歴10年超えの情報通が業界の「しがらみ」を取り払った「本音」や「真実」にも臆することなく、他のサイトとは一線を画したニュース、サービス提供を行っています。

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