リバティアイランド「自由島」以外にも珍名多数? 日本馬の「香港名」は誰が決めているのか

撮影:Ruriko.I

 12月10日に香港のシャティン競馬場で行われる香港国際競走。この日は4つのG1レースが国際招待レースとして開催される。

 現時点で各レースに予備登録している日本馬の頭数は以下の通り。

香港カップ(芝2000m) 30頭
香港マイル(芝1600m) 25頭
香港スプリント(芝1200m) 17頭
香港ヴァーズ(芝2400m) 32頭

 日本からの予備登録馬は計のべ104頭で、これは地元香港ののべ64頭と比べてかなり多い。規模の違いはあるとはいえ海外レースにこれだけ多くの馬が登録するということは、日本の競馬関係者から香港が重要視されている証拠だろう。

日本馬の「香港名」は誰が決めているのか

 香港のレースに日本馬が出走する際、気になるのはいわゆる香港名だろう。有名どころでは香港ヴァーズで優勝したステイゴールドの「黄金旅程」が挙げられる。これらの名前は一体誰がどのようにして決めているのか。

 香港名を決めているのは香港競馬の統括団体である香港ジョッキークラブだ。この団体の翻訳部門が決めているため命名に関して馬主は関与できない。馬主たちもセンスの良い香港名を祈りながら予備登録しているのかもしれない。

 では今回の予備登録馬の香港名にはどんなものがあるのだろうか。一例として香港カップから香港名が発表済みのもの紹介したい。

アートハウス    文藝影院
ヴェラアズール   飄揚青帆
ガイアフォース   地神力
キラーアビリティ  絕技
ジャスティンパレス 駿天宮
ジャックドール   金積驥
タスティエーラ   鍵琴高奏
ダノンベルーガ   野田猛鯨
ディヴィーナ    神姬
ドウデュース    勝局在望
ドゥラエレーデ   盡得真傳
トップナイフ    技超卓
ナミュール     匯兩川
ノースブリッジ   北橋
ヒートオンビート  沉醉節拍
ヒシイグアス    滂薄無比
ヒンドゥタイムズ  金榜冠軍
プラダリア     草如茵
プログノーシス   先見
ボッケリーニ    皇庭譜曲
マテンロウレオ   摩天威獅
ユニコーンライオン 皇室徽號
リバティアイランド 自由島

 リバティアイランドのような簡単に意味がわかるものもあれば、ヴェラアズールのように日本ではあまり使われない漢字のものもある。ノースブリッジについては日本人の苗字を彷彿とさせる。

 またマテンロウレオの「摩天威」のように冠名を表現しているものもあるようだ。ダノンベルーガの「野田」については冠名兼馬主を表現しているとも言える(馬主のダノックスは野田順弘氏の資産管理会社)。

 実際のレースでは香港名のゼッケンが印象的だが、このゼッケンがグッズデザインに取り入れられることもある。

 JRAの子会社として競馬グッズを作製している中央競馬ピーアール・センター。同社が販売しているアイドルホースミニコレクションというぬいぐるみシリーズでは、香港国際競走で優勝した日本馬をぬいぐるみ化しており、その際にはゼッケンに香港名が採用されている。

 過去には「黄金旅程」のステイゴールドや、「龍王」で知られたロードカナロアなどのぬいぐるみが販売された。特別仕様グッズということもあり「推し馬」のいるファンにとっては垂涎ものだろう。

 今年も日本の有力馬たちが香港国際競走で結果を出し、ステイゴールドのように香港名が語り継がれる存在になるのか注目だ。

GJ 編集部

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