【エリザベス女王杯】今秋のG1傾向がついに判明!? 確たる主役馬不在の中、おすすめしたい「騎手買い」
12日に行われる秋の最強牝馬決定戦・エリザベス女王杯(G1)。もう間もなくゲートが開かれようとしているが、どの馬を本命にしようかまだまだ悩んでいるファンも多いのではないか。
今年の牝馬三冠を達成したリバティアイランドは、本レースを回避しジャパンC(G1)に出走予定。秋華賞(G1)で同馬に1馬身差まで迫ったマスクトディーヴァも年内休養に入った。昨年の二冠牝馬スターズオンアースも次走にジャパンCを予定するなど、出走すればさほど迷うことなく本命に推せたであろう馬が揃って不在となってしまった。
そんな中、1番人気濃厚のブレイディヴェーグは実力は確かだが、主な勝ち鞍が1勝クラスというのは、G1でいささか頼りない部分もある。昨年の本レース覇者ジェラルディーナも、今年は舞台が京都に替わるのが不安材料の1つといっていい。このように上位人気馬が何かしら信用しきれない面を抱えていることが予想を難しくしている。
おすすめしたい「騎手買い」
そんな場合は、いっそのこと騎手で選んでしまうのもありかもしれない。
今秋、ここまで4つのG1レースが行われてきたが、馬券に絡んだジョッキーたちをここで今一度チェックしてみたい。※左からレース名、1着騎手、2着騎手、3着騎手。
スプリンターズS 川田将雅 坂井瑠星 浜中俊
秋華賞 川田将雅 岩田望来 C.ルメール
菊花賞 C.ルメール J.モレイラ 横山武史
天皇賞・秋 C.ルメール 横山武史 川田将雅
さすがといっては何だが、全国リーディング1位、2位のルメール騎手と川田騎手がそれぞれ3回でトップ。それに続く2回が全国3位で関東トップの横山武騎手。岩田望騎手、坂井騎手、浜中騎手、モレイラ騎手がそれぞれ1回となっている。
横山武騎手はエリザベス女王杯に騎乗馬がいない。そのため今秋の傾向からすると、今回もごくシンプルにルメール騎手(ブレイディヴェーグ)と川田騎手(ハーパー)を軸にさえしてしまえば、かなりの確率で3着以内に入ってくれるのではないか。
また横山武騎手を除くと、短期の外国人騎手か、関西の騎手しか馬券に絡んでいない点も注目したい部分だ。そして岩田望騎手、坂井騎手は関西リーディング4位、5位の騎手である。
となると次は関西3位の松山弘平騎手か。エリザベス女王杯に参加する騎手の中では坂井騎手の次点となる西村淳也騎手に順番が回ってきたとしても不思議ではない。
今年のエリザベス女王杯は、ルメール騎手、川田騎手を軸に、関西のリーディング上位騎手、そして短期の外国人ジョッキーさえ押さえておけば、案外簡単に的中にありつくことができるかもしれない。