C.ルメールに「イクイノックス・ロス」の声!? 8鞍連続で人気以下に敗退、チャンピオンズCも二桁着順…
3日に行われたチャンピオンズC(G1)。C.ルメール騎手はグロリアムンディ(牡5歳、栗東・大久保龍志厩舎)とのコンビで臨んだものの13着に大敗。イクイノックスで制したジャパンC(G1)に続く、2週連続のG1勝利とはならなかった。
レースでは絶好のスタートを決めると、スッと先行集団に取り付く。ルメール騎手はグロリアムンディに初騎乗だったのだが、前半はそれを感じさせないレース運びだった。
しかし最後の直線に入ると、ほとんど伸びが見られず後退。15頭立ての13着に沈んだ。グロリアムンディにとっても、2番人気で12着に敗れた昨年のリベンジとはならなかった。
「良いポジションで競馬ができましたが、3、4コーナーでは手応えがありませんでした。バテてしまいました」とルメール騎手はレース後、敗戦の弁を語っている。
そんなルメール騎手だが、この日は珍しく精彩を欠いていた。
C.ルメール騎手に「イクイノックス・ロス」の声!?
1Rの2歳未勝利戦を1番人気で6着に敗退すると、2Rでは単勝オッズ1.6倍の圧倒的1番人気に騎乗したが4着。3Rでも3着に敗れ、午前中は未勝利に終わってしまう。
午後に入ってもなかなか波に乗れず、メインレースの前までに4鞍に騎乗したものの、すべて人気以下に敗戦……。そしてチャンピオンズCも8番人気13着に敗れ、この日は最初の騎乗から8レース連続で人気を下回る結果となってしまった。
全国リーディングトップに君臨するルメール騎手が、これだけ人気を裏切るというのも、ある意味レアな光景だ。SNSやネットの掲示板などにも「今日のルメール騎手は珍しくあまり乗れてないな」「(先日引退した)イクイノックス・ロスだろうか」といった心配の声が一部のファンから寄せられていた。
「ルメール騎手は前日も阪神で8鞍に騎乗したものの、わずか1勝のみ。11月はJRAで毎週5勝以上と驚異的なペースで勝ち星を重ねていただけに、今週はやや失速気味でしたね」(競馬誌ライター)
ただ、チャンピオンズCの後に行われた12Rの栄特別(1勝クラス)でプラニスフェリオに騎乗すると、2番手から抜け出して2馬身差の勝利。この日の全敗を免れるとともに、次週に繋がる1勝を飾った辺りは、さすがルメール騎手といったところではないか。
ちなみに今週末は香港国際競走が開催されるため、川田将雅騎手やJ.モレイラ騎手といったライバル騎手が遠征し日本に不在となる。先週の分まで、今週は一気の勝ち星量産に期待だ。