ディープインパクト最終世代の「超良血馬」がついに覚醒!? 母はG1・3勝の名牝、豪脚を引き出した武豊の手腕にも絶賛の声
期待の超良血がついに覚醒か。
24日、阪神7Rに行われた4歳以上1勝クラスは、4番人気スイープアワーズ(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)と武豊騎手のコンビが優勝した。
同馬は中央に残り4頭しかいない種牡馬ディープインパクトのラストクロップのうちの1頭。母はG1・3勝を挙げたスイープトウショウという超良血で、2021年のセレクトセールにおいて2億2000万円(税込)という高値で取引された期待の1頭である。
昨年4月にデビュー戦を迎えたものの3連敗を喫しており、手綱を取っていた武豊騎手は「気難しい面がある」とメンタル面での課題を口にしていた。ちなみに母スイープトウショウも現役時代には馬場入りを嫌うなど、気性に難があったことはファンの間で知られるところだ。
4戦目に川田将雅騎手とのコンビで初勝利を挙げたものの、昇級後の2戦はともに着外。ひと息いれて4ヶ月半ぶりの一戦だった今回は初のマイル戦、4走ぶりとなる武豊騎手とのコンビで巻き返しが期待されていた。
スタートしてすぐに後ろに下げたスイープアワーズと武豊騎手は道中、後方4番手を追走。大外を通って最後の直線に向くと豪脚一閃。最後はB.ムルザバエフ騎手のオーシャントライブとの追い比べを3/4馬身差で制した。
「最後の直線は1頭だけ上がり3ハロン33秒台となる33秒7をマークしており、母スイープトウショウ譲りの目が覚めるような末脚でした。武豊騎手はレース後『道中いい手応えで掛かるところもなかった』と話していたことから、ここにきて気性面の成長も窺えます。通ったコースを考えると着差以上の強い勝ち方でしたし、期待の良血がついに覚醒したかもしれません」(競馬誌ライター)
ライターがスイープアワーズの勝ち方をそう絶賛したことには理由がある。というのも開幕週の阪神・芝1600mで行われたこのレースは2着オーシャントライブが2枠4番、最内枠から逃げたヨウシタンレイが3着に残るなど、2~5着までを1~6番枠からスタートした馬が占めた。この4頭は道中もほぼ内ラチ沿いを走っていたのである。
それに対して15番枠からスタートしたスイープアワーズと武豊騎手は終始外を回る展開。4コーナーでも大外を回ったにもかかわらず、最後は内の馬たちをまとめてねじ伏せてしまった。
末脚を引き出した武豊騎手の騎乗にも絶賛の声
そんな内容で2勝目を挙げたスイープアワーズにはSNSやネット掲示板でもレース後「開幕週に大外から豪快に差し切るとは」「これ相当強い勝ち方なんじゃないか」「良血がいよいよ本格化したか」「昇級戦も余裕で突破できそう」と、これからの活躍に期待するコメントが多く寄せられている。
また、同馬の末脚を引き出した武豊騎手の騎乗に対しても「さすがレジェンド」「ディープインパクト産駒の末脚を引き出す騎乗は日本一上手い」「仕掛けのタイミングもドンピシャだった」「惚れ惚れするようなステッキワーク」「このままコンビ固定でお願いします」など絶賛の声が上がっていた。
「クラスの違うような勝ち方でしたね」
レース後には武豊騎手もスイープアワーズの勝ちっぷりをそう褒め称えた。本格化を予感させる良血の次走を楽しみに待ちたい。