「絶不調時の凌ぎ方」こそ強い者とそうでない者の差が出る?キャプテン渡辺が実行している一番良い方法【徒然なる神のくず競馬トーク】

 お久しぶりです。あまりの不調ぶりに失神していました。毎日何をしていたか?と問われれば、「失神していました」としか答えようがない。この何週間かで、ウイニング競馬や配信で私を見かけたという方もいるかもしれませんが、あれは失神状態でした。

 ダウンして頭が飛んでいるボクサーが本能だけで戦っている状態と、全く同じだったと思っていただいて差し支えない。先ほど目覚めて、やっとコラムに手を付けた次第であります。はい。

 調子が悪い時というのは、何をどうしてもダメなものです。ただこの不調の嵐が通り過ぎるのを待つしかないのですが……。しかし、キッカケは欲しいものだ。

 そういう意味では東京開催に替わる今週はいいキッカケになりそうだ……。なりそうだというか、なってほしいと思っております(笑)。

 競馬をやっていれば、私のように絶不調に陥る時が必ずあります。そして、それがいつまで続くのかは誰にもわからない。更にそれは毎年必ずあるもので、更に更に年に一回というわけでもありません。

 麻雀でもそうですが、絶不調時の凌ぎ方にこそ、強い者とそうでない者の差が出るのです。少なくとも、競馬における絶不調時にどうするべきか?私には一番良い方法がわかっています。皆さんもわかっている事でしょう。

 そうです。やらない事です(笑)。そういう時期はやらないのが一番いい。これは間違いない。しかしながら!例えば私のように、仕事で馬券を買う事からは逃れられない人や、馬券だけが最大の楽しみの人。

 絶不調だろうが、とにかく馬券を買わないという選択肢は取れない人もいます。わかります。そういうものです。そんな人に私なりのオススメの方法は、いつもより少ない金額で単複だけ買って観ておくことですね。

「大儲けようとしない」、「負けた時に手痛い金額は賭けない」、この2つが絶不調時なのに馬券を買う人間の、非常に大切な心構えだと思います。私は普段は複勝を買いませんが、絶不調時なら買っていいと思う。

 単勝派の絶不調時は素晴らしい予想をしても、その馬は勝たないものです。でも、2〜3着になったりする事が多い。普段複勝を買わない理由はトータルで見た場合の回収率的には、複勝は買うだけ損だからです。

 でも、絶不調時に馬券を買う場合は、先ほども言った様に「大儲けしようとしない」が鉄則なので、トータル回収率とかも考えなくていいです。少ない金額、少ない点数での的中率優先と言っていいでしょう。とにかく当たらないのは気分が悪すぎますからね(笑)。

 単複にする理由は点数が少ないからトータル金額が上がらないからです。200円で済みますからね。500円ずつでも1000円です。複勝は的中率の担保としては充分ですし、こうして参加しながら、自分にとって最も得意な感じのレースを待つのがいいでしょう。そこは勝負!それで負けたらまた少額単複に戻る。

 あくまでも、「絶不調時に馬券を買う場合」です。ベストはやらないことです(笑)。それを踏まえて今週も頑張りたいと思います!ただなあ……。テレビや配信の場合はそんな賭け方、観ていてつまらないですからね(笑)。

 私の場合は「これで給料をもらっているのだから……(涙)」と、それはそれで割り切るしかないのかもしれません。軽くフローラS(G2)とマイラーズC(G2)の枠順を見ましたが、今回もまた大儲けするには難解そうですな!頑張りましょう!ではまた!

キャプテン渡辺

お笑い芸人。1975年10月20日生まれ、静岡県静岡市出身。A型。放送芸術学院卒業。2005年にお笑いトリオ・キラッキラーズを結成。現在はピン芸人として活躍中。土曜の競馬中継「ウイニング競馬」(テレビ東京)レギュラー。競馬予想術の粋を集めた自著「神の馬券術」(KADOKAWA)が好評発売中

【YouTube】くず競馬チャンネル

Twitter:@captain1975

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