新種牡馬オルフェーヴル「屈辱」の惨敗!? 世界最高峰セレクトセールで史上7頭目の三冠馬に突き付けられた、あまりにもシビアな「現実」とは
もちろん、まだ2歳戦が始まったばかりなので短い距離のレースが多く、スタミナ型のオルフェーヴル産駒が本領を発揮するのは秋以降だと思います。ですが、セレクトセールでは現時点の評価が下される以上、シビアな傾向となりました。父のステイゴールドも長距離砲だっただけに、オルフェーヴルにも一発逆転の長打を期待したいですね」(競馬記者)
もっともセレクトセールは、初日を終えたばかり。まだ当歳馬のセリが残っており、オルフェーヴルにも逆転のチャンスが残っていることは確かだ。しかし、両頭のラインナップを見るとロードカナロアが圧倒的に優位な状況であり、その差がさらに開く可能性は極めて高そうだ。
毎年国内外から資産家が集うセレクトセールは、100万円が100円に見えてしまう夢のような場所だが、その内面ではやはり極めてシビアな取引が行われているのだろう。
国内屈指の相馬眼の持ち主であり、ディープインパクトやマカヒキのオーナーとして知られる金子真人氏に至っては早くも目を付けたのか、初日から3頭のロードカナロア産駒を競り落としている。対するオルフェーヴル産駒は、やはりゼロだった……。
※文中の価格はすべて税抜き