武豊が相棒と「熟年離婚」の危機!? 南部杯コパノリッキーを”蹴って”京都大賞典(G2)でスマートレイアーに「最後」の告白?
続くクイーンS(G3)では池添謙一騎手とコンビを組み3着と、初めて武豊騎手以外との交流を深めたスマートレイアー。さらに府中牝馬S(G2)では横山典弘騎手とのコンビで2着。順調に調子を取り戻しつつあった。だが、武豊騎手とのコンビを再結成し「今度こそ」の思いで挑んだエリザベス女王杯(G1)では、またも10着に大敗。
それが4歳の秋の出来事だったが、実はその後、このコンビは勝利を飾れずにいる。
スマートレイアーと武豊騎手にとって”悲劇”となった2014年のヴィクトリアマイルまでは[5.1.0.3]と充実した競走生活を送っていた。だが、その後はなんと[0.0.1.6]と、今に至るまで約3年間勝利がない。
それどころか、M.デムーロ騎手や吉田隼人騎手など「武豊以外の騎手」が騎乗した場合の成績が[3.4.1.2]と、武豊騎手にとっては面目丸潰れの結果となっている。これではまるで”離婚”の危機に瀕した熟年夫婦そのものではないか。
しかし、武豊騎手にも亭主……もとい名手としての意地がある。今回の京都大賞典でスマートレイアーを勝利に導けば、不甲斐ない夫にご機嫌斜めの妻も心変わりするというものではないだろうか。
「スマートレイアーも今年で7歳と、今年度一杯での引退もあり得る歳です。そう考えると、王道路線にキタサンブラック、3歳牝馬にリスグラシューというお手馬を抱える武豊騎手にとっては、これが最後のコンビとなる可能性もあります。
もうこのコンビは3年以上勝利がありませんが、その一方でスマートレイアーは今年も京都記念(G2)2着や鳴尾記念(G3)2着など、武豊騎手以外の手綱では牡馬顔負けの実力がまだまだ健在。武豊騎手としてもここで”Vゴール”を達成し、名誉挽回といきたいところでしょうね」(競馬記者)
実は当初、この京都大賞典が行われる9日には盛岡競馬場で交流G1の南部杯が開催されることもあり、武豊騎手はG1・9勝を誇るダート王コパノリッキーとの参戦が濃厚といわれていた。