【天皇賞・秋(G1)展望】武豊キタサンブラックが「秋古馬3冠」へ出陣!サトノクラウン、ネオリアリズムら「今年最大の頂上決戦」が開幕!

ネオリアリズム(競馬つらつらより)

 昨年の札幌記念で、当時の現役最強馬だったモーリスを破るというセンセーショナルな重賞初制覇を飾ったネオリアリズム。当時は、その能力を疑問視する声もあったが、続くマイルCSで不利を受けながらも3着を確保。今春の中山記念ではロゴタイプやヴィブロスといったG1級のメンバーを退けている。

 さらに続く香港のクイーンエリザベス2世Cでは、香港No.1のモレイラ騎手とのコンビでG1初制覇。今やこの馬の能力を疑っている者は誰もいない。

 しかし、ずっと脚元に問題があり、無理使い出来ない状態が続いている。逆にそれが、この馬の実力がベールに包まれている要因にもなっている。それだけにベストの2000mで行われる今回は大きな試金石となりそうだ。初コンビとなるA.シュタルケ騎手の手綱さばきにも注目だ。

 一方で、このまま終わるわけにはいかないのが、3歳女王のソウルスターリング(牝3歳、美浦・藤沢和雄厩舎)だ。

 ここまで7戦5勝の3歳女王にとって、古馬初対決となった前走の毎日王冠は、まさに悪夢のようなレースだった。歴戦の古馬を差し置いて単勝2.0倍の1番人気に支持されたソウルスターリングだったが、最後の直線で本来の伸びを見せられずに8着に惨敗。キャリア初の馬券外となってしまった。

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