M.デムーロのJRA・G1神話は「ここ」で途切れる!? 現在「8戦連続」3着以内も「最大の試練」で弟の犠牲に?
今、日本で最も「勝負強い騎手」といえば、述べるまでもなくM.デムーロ騎手だ。別に「今」と限定しなくとも、そんなことは馬券を買う競馬ファンからすれば、わざわざ語るまでもない「常識」といえるだろう。
現在リーディング3位(11月2日現在)と、ライバルであり親友でもあるC.ルメール騎手が10勝差でトップを走っていることからすれば、勝ち星の量産という意味ではやや落ちるデムーロ騎手。しかし、こと「重賞レース」に限ってはルメール騎手の12勝に対して14勝を上げるなど、やはりイメージ通りの勝負強さを発揮している。
レースの格が上がれば上がるほど、燃えに燃えるのがデムーロ騎手である。
それでも今年はいささか神懸っている印象さえ受ける。今年、JRAで開催されたG1は先週の天皇賞・秋(G1)で「16」を数えるが、デムーロ騎手の成績は【4.2.5.5】。馬券圏内を意味する複勝率は驚異の0.688。つまりは、今年のG1を約7割で馬券になっていることになるからだ。
さらに、今のデムーロ騎手が”神ってる”のは、今年5月のオークスから日本ダービー、安田記念、宝塚記念、スプリンターズS、秋華賞、菊花賞、天皇賞・秋(いずれもG1)まで「8戦連続で3着以内を維持」していることだ。
それは即ち、「今年のG1はデムーロから買えば、ほぼ当たる」ということに他ならない。