M.デムーロのJRA・G1神話は「ここ」で途切れる!? 現在「8戦連続」3着以内も「最大の試練」で弟の犠牲に?
「ここまでのG1で16回中11回で馬券になっているデムーロ騎手ですが、その騎手としての勝負強さや信頼性は、馬券になる馬のバリエーションの豊富さが証明していますね。
例えば、今年6回馬券になっている武豊騎手(これでも十分に好成績)ですが、馬券になった馬はキタサンブラックとリスグラシュー、それにダンビュライトの3頭。つまり、強力なお手馬でしっかりと結果を残していることになります。ただ、逆に乱暴な言い方をすれば、この3頭以外の馬に騎乗しているG1の武豊は”消し”でよかったということになります。
しかしその点、デムーロ騎手はサトノクラウン、レッドファルクス、キセキ、モズカッチャン、アドミラブル、アドマイヤミヤビ、ペルシアンナイト、ゴールドドリームと非常に豊富。特に印象的だったのは、春のダービーとオークスで共に3着と結果を残したアドミラブルとアドマイヤミヤビが、秋には故障や乗り替わりになったとしても、菊花賞と秋華賞をキセキとモズカッチャンで馬券圏内を確保しているところですね。
これだけを見ても、G1のデムーロ騎手は『とりあえず買い』と言わざるを得ませんよ。先日の菊花賞で、データ的に苦手といわれていた長距離戦も克服しましたし、今は条件を問わず買いの一手だと思います」(競馬ライター)
今年5月のオークス以来、G1では8戦連続で馬券に絡んでいるデムーロ騎手。今や、デムーロ騎手が騎乗しているだけで、極端な人気になってしまう状況だ。ちなみにオークスからデムーロ騎手の複勝を転がし続けていれば、100円が現在6万円に化けている計算になる。
先週の天皇賞・秋でも騎乗馬の”雨男”サトノクラウンは、ここ2年いずれも良馬場で大敗していた。それだけに当初は不安視されていたが、レース当日に雨が降り、得意の重馬場になったことで勝ったキタサンブラックと接戦を演じるほどの活躍。