ワグネリアン福永祐一に「乗り替わり」の要望!? 東京スポーツ杯2歳S(G3)で3連勝を目指す理論派騎手「最大の欠点」とは
出世レースとして知られる18日に東京競馬場で行われる東京スポーツ杯2歳S(G3)に、今年も翌年のクラシックを狙う素質馬が集結。中でも2戦2勝のワグネリアン(牡2歳、栗東・友道康夫厩舎)は、すでに世代No.1の評価を受けている大器だ。
ヘンリーバローズとの良血馬対決となったデビュー戦は、中京競馬場史上最速タイムとなる上がり3ハロン32.6秒の末脚で接戦を勝利。鞍上の福永祐一騎手も「満点。言うことなし」と、そのポテンシャルを絶賛。2歳馬とは思えないハイレベルな内容はメディアでも大きく取り上げられ、多くの競馬ファンの度肝を抜いた。
続く9月の野路菊S(OP)で、単勝1.9倍に推されたワグネリアン。レースは、その期待に応えるように上がり3ハロンを33.0秒にまとめると、2着馬に2馬身半差をつける楽勝。デビュー2連勝を飾っている。
ゆったりとしたペースから2歳馬離れした末脚を繰り出し、現時点で来年クラシックの中心と見られているワグネリアン。ややエンジンの掛かりの遅さに課題があるものの、自慢の末脚が活かせそうな東京コースなら問題なしか。
登録馬9頭と小頭数でペースが上がることは考え難く、大きな死角は見当たらない。陣営からはすでにここを使っての年内休養も発表されており、仕上がりにも抜かりはないだろう。
ただ、ここまで盤石な歩みを見せているワグネリアンが唯一抱えている問題らしい問題は、「主戦の福永祐一騎手」にあるようだ。