【香港国際競走・展望】「世界王者」ハイランドリールVS「菊花賞馬」キセキが激突!日本馬8頭と海外馬の力関係は?
欧州勢からは、上がり馬のポエッツワード(牡4歳、英・M.スタウト厩舎)が要注意の存在だ。ここまでG1タイトルこそないものの、ここ2走は愛チャンピオンS(G1)、英チャンピオンS(G1)で共に2着と、いつタイトルに手が届いてもおかしくはない。特に前走の英チャンピオンSでは勝ち馬にちぎられたものの、ハイランドリールに先着。ここでも侮れない存在になりそうだ。
この2頭と互角以上の戦いが期待されているのが、日本のネオリアリズム(牡6歳、美浦・堀宣行厩舎)とステファノス(牡6歳、栗東・藤原英昭厩舎)だ。
ネオリアリズムは今春のクイーンエリザベス2世Cでワーザーらを退けて戴冠。昨年の札幌記念(G2)でモーリスを下すなど、このカテゴリーでは日本屈指の存在だ。また、昨年の3着馬ステファノスも明らかに2000mがベストの存在。今春の大阪杯(G1)でもキタサンブラックの0.1秒差の2着に食い下がっており、いつG1を勝ってもおかしくない強豪だ。
残るスマートレイアー(牝7歳、栗東・大久保龍厩舎)は、ここがラストランになる可能性も。花道を飾れるか、武豊騎手の手腕に期待だ。