JRAも「してやったり」の結果にニンマリ? モーリスの全弟ルーカスがホープフルS(G1)出走表明!次なる”狙い”は藤沢厩舎の超大物か
そうなると関係者としても、イメージの悪いレースに出走させたくない心情になるのは当然か。ホープフルSどころか12月28日の競馬開催そのものに不満を抱く者もおり、登録を意図的に見送る動きも噂されているほどだ。
そんな中で今回、ルーカスがホープフルSの出走を表明したのはJRAにとっては朗報に違いない。
当初はデイリー杯2歳S(G2)を勝ったジャンダルム程度しか看板馬がいない状況だったが、ここに来て京都2歳S(G3)2着のタイムフライヤーや、2日の葉牡丹賞(500万下)を勝ったジェネラーレウーノなどの有力馬が出走を表明。
前出の記者によると「JRA側としても、新G1をなんとか盛り上げようと表裏で様々な手を打っている」という話だったが、ここに来てようやく実ってきた感がある。この辺りはさすが”剛腕”といったところか。
そんな中でJRAが最後の”トドメ”として出走を願っているのが、現在評価が急上昇中のアノ馬だ。
「2日のシクラメン賞(500万下)を圧巻のレコードで制したオブセッションですね。阪神のシクラメン賞に出走しましたが、藤沢和雄厩舎の所属なので関東馬。ホープフルSへ遠征せずに出走できる点は大きいですね。
中2週での出走は昨年の覇者であり、同じ藤沢厩舎の看板馬でもあるレイデオロと同じ。すでに厩舎からは素質馬のフラットレーが出走を予定していますが、2頭出しの選択肢も残されているようです。
もし出走すれば、様々な議論を乗り越えて開催されるホープフルSの第1回としては『大成功』といえるでしょうね。JRAからすれば願ったり叶ったりという結果になるでしょう」(同)