ダノンプレミアムVSワグネリアンの牙城を崩す”有望株”続々「超ハイレベル」牡馬クラシック路線の「鍵」を握るのは意外にも……


 他にも本稿で名前と所属だけ掲載したライバルたちや、デビュー戦を順当に勝ち上がったレイエンダ、スーパーフェザー、ヴェルテアシャフト、サトノソルタスなどといった評判馬も、今後一気にクラシックの主役級に浮上する可能性を秘めている。

 早くから「ハイレベル」と評されている3歳牡馬。来たるクラシック戦線に向けて楽しみが広がるばかりだ。ただ、その一方で「気になる点」もある。ここで挙げた多くの有力馬が、ディープインパクト産駒であることだ。

 もちろん昨年、自らの父サンデーサイレンスが持つ2歳戦54勝を超える57勝のJRA新記録をマークした”ディープインパクト様”にケチをつけるのもどうかと思う。

 だが、思い出されるのは一昨年だ。サトノダイヤモンドやマカヒキ、ディーマジェスティといった「ディープインパクト三銃士」が中心となったクラシックは「空前のハイレベル」といわれていた。

 しかし、それらが尽く古馬になって期待ハズレに終わったのは、昨年の結果通り。それら4歳世代とは逆に、目立ったディープインパクト産駒が皐月賞馬のアルアイン程度しかおらず、レベルが疑問視されていた3歳世代の台頭が目立った。

 果たして、これが単なる偶然なのか。底知れぬスケールを持った魅力的な若駒が列挙される今年の3歳牡馬だが”カギ”を握るのは、意外にも走る馬たちよりも、日本が世界に誇るスーパーサイアーとなるのかもしれない。

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