京都記念(G2)は「4歳No.1」決定戦!? レイデオロVSアルアイン、モズカッチャンVSディアドラの豪華「4強対決」が2月に実現した理由

 昨年の皐月賞馬アルアイン(牡4歳、栗東・池江泰寿厩舎)が2月11日に行われる京都記念(G2、芝2200m)で始動戦を迎えることがわかった。その後、大阪杯(G1)を経由して、香港のクイーンエリザベス2世C(G1)へ向かうようだ。

 今年で第111回を迎える京都記念は、ここ10年でもサトノクラウンやラブリーデイ、ブエナビスタなどが勝利。伝統のG2に今年も好メンバーが集ったと早くも話題沸騰中だ。

 今年の京都記念にはアルアインの他に、昨年の日本ダービー馬レイデオロ(牡4歳、美浦・藤沢和雄厩舎)も出走を表明。昨年のジャパンC(G1)で敗れはしたもののキタサンブラックに先着したインパクトは大きく、アルアインの最大の障壁となることは間違いない。若き昨春のクラシックホースの激突は、今年の競馬界を占う重要な一戦となりそうだ。

 また、この「2強」に牙をむくのが同世代の女傑たちだ。

 昨年のエリザベス女王杯(G1)で、歴戦の古馬を破ってG1初制覇を飾ったモズカッチャン(牝4歳、栗東・鮫島一歩厩舎)も京都記念の参戦を予定。同じ京都2200mで乾坤一擲の走りを披露しているだけに、牡馬クラシックホースとの逆転も十分に狙える逸材だろう。

 そのモズカッチャンを秋華賞(G1)で破ったディアドラ(牝4歳、栗東・橋田満厩舎)もここから2018年をスタートさせる。敗れはしたものの桜花賞、オークスでも上がり最速を記録しており、昨年の牝馬3冠すべてでメンバー1位だった末脚は驚異の一言。前走のエリザベス女王杯では本来の伸びを欠いて大敗しているが、ここは仕切り直しの一戦となる。

 今週末のAJCC(G2)に出走予定しているダンビュライトやレジェンドセラーといった4歳世代の上がり馬も、春のG1戦線を睨めば少しでも賞金を上積みしておきたい立場。正式な発表こそまだないものの、場合によっては転戦してくる可能性もありそうだ。

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