横山典弘騎手「モテモテ」ぶりにアエロリット陣営も焦り!? 重賞連勝ミスパンテールら「四股状態」ヴィクトリアマイル(G1)の鍵を握る男の決断は?
関東の大ベテラン・横山典弘騎手が最近「モテモテ」だ。
25日に中山競馬場で行われる中山記念(G2)に、昨年のNHKマイルC(G1)の覇者アエロリット(牝4歳、美浦・菊沢隆徳厩舎)で参戦する横山典騎手だが、最近特に「牝馬」での活躍が目立っている。
記憶に新しいのが、先週17日に行われた京都牝馬S(G3)で1番人気に応えたミスパンテール(牝4歳、栗東・昆貢厩舎)だろう。
最後の直線で外から鋭く伸びた脚も印象的だったが、その裏には年明けから2カ月に及ぶ京都開催最終週の馬場を読み切った横山典騎手の好判断が光った。ミスパンテールはこれで重賞連勝を含む3連勝。昨年のチューリップ賞(G3)で2着した素質馬が、いよいよ本格化の時を迎え、ヴィクトリアマイル(G1)の有力候補に躍り出ている。
さらに横山典騎手といえば昨年エージェントと解約し、自ら騎乗馬を斡旋し始めたことも話題を呼んだ。その結果、積極的に関西の栗東にも足を運ぶ機会が増え、順調に関西との「パイプ」も強化されているという。
それで誕生したのがミスパンテールだけでなく、一昨年のオークス馬シンハライトの妹ミリッサ(牝4歳、栗東・石坂正厩舎)とのコンビだ。
ミスパンテールが2着した昨年のチューリップ賞で4着していたオークス馬の妹は、前走の初音S(1600万下)で横山典騎手と初コンビを結成。見事、勝利に導くと陣営はその手腕を高く評価。次走の阪神牝馬S(G2)でもコンビ継続が発表されている。春の目標はもちろんヴィクトリアマイルだ。
さらに昨年のチューリップ賞の5着馬カワキタエンカ(牝4歳、栗東・浜田多実雄厩舎)も、昨秋のローズS(G2)から横山典騎手を主戦としている。