JRA石橋脩騎手は「勝っても負けても」降板!? チューリップ賞(G2)大本命ラッキーライラックが背負う「重大使命」の犠牲者に?
「すぐには『ない』と思いますよ。もし石橋騎手からの乗り替わりがあるなら、トライアルを使うこの段階で乗り替わるハズですから。今回でよほど変な負け方をしない限りは、少なくとも桜花賞まではコンビ継続が既定路線でしょうね。
松永調教師は名ジョッキーでしたし、乗り替わりを告げられる騎手の気持ちを理解されている方。仮に要望があってもそう簡単に、乗り替わりを告げたりはしないと思います。ただ、石橋騎手の降板でいうと問題は”逆”に……」(クラブ関係者)
というのも件のクラブ関係者が語るには、石橋騎手がラッキーライラックから降ろされるとすれば、逆に「結果を出し続けた時」ではないだろうかと言う。
実はラッキーライラックには早くも凱旋門賞挑戦のプランが浮上しており、松永調教師を始めとした関係者も乗り気だとか。今年1月のJRA賞授賞式に出席したノーザンファーム代表の吉田勝己氏も「春の成績次第だけど、多分行く」と明言。「行かないとダメ。3歳の牝馬で斤量が軽いのも有利だしね」と、それも今秋の参戦に向けてノリノリだったようだ。
具体的には春のクラシック2冠となる桜花賞、オークスが終わった後の話になる。ただ、仮に欧州遠征プランが浮上すれば、過去の傾向から現地や世界的な実績を持つ外国人騎手に乗り替わる可能性は高い。海外実績の乏しい石橋騎手が、極めて厳しい立場に追い込まれることは容易に想像できる。
「ノーザンファームの関係者がラッキーライラックの凱旋門賞挑戦に前向きなのは、父オルフェーヴルを『世界』に売り込みたいという目論見もあるから。オルフェーヴルは凱旋門賞で2年連続2着と、欧州の競馬関係者から高い評価を得ています。
昨年ロードカナロアと共に鳴り物入りで産駒がデビューしたオルフェーヴルですが、前者との明暗がはっきり別れる結果に。期待された割には目立った活躍馬を出せず、すでに『種牡馬としては失敗か』という声も囁かれ始めています。