JRA「思惑通り」の 武豊アウォーディー「ドバイ参戦」に安堵!? ファンから「期待薄」の声も昨年13億の馬券売上確保で一安心?
「実は武豊騎手もアウォーディーでのドバイ挑戦は諦めて、国内で騎乗のスケジュールを組んでいたようです。大阪杯(G1)でのパートナーが正式に発表する前に決まったのは、不幸中の幸いでしたね。
ただ、ここ最近のアウォーディーは明らかに全盛期を過ぎてしまっている感があるので、昨年以上に厳しい戦いを強いられることになるかもしれません。武豊騎手にしても連覇の懸かる大阪杯を蹴ってまで行くのですから『参加することに意義がある』という遠征にはしたくないでしょうね」(競馬ライター)
実際に2年連続の挑戦が決まったものの、ネット上ファンからの反応は「今の状態で何しに行くんだ?」「もう引退すればいいのに……」「これは武豊も貧乏くじを引かされたな」などと冷たいもの……。昨年5着に健闘したとはいえ、勝ったアロゲートからは10馬身ほど突き放されての入着だっただけに、希望を持って送り出すファンはさすがに少数派のようだ。
ただ、その一方で今回の決定に胸を撫で下ろしたのは、おそらくJRAではないだろうか。
「アウォーディーがドバイワールドカップの出走を決めたことで、JRAとしてはドバイワールドカップの海外馬券を販売する名目ができた格好になります。ゴールドドリームが回避を表明したことで、今年は『日本馬の参戦なし』と思われていましたが、ファンの多い武豊騎手のアウォーディーが参戦することで、確実に馬券売上に大きな影響が出ると思います」(同)