JRA・C.ルメール騎手「悪夢」払拭の桜花賞(G1)へ……三冠馬級の大器アーモンドアイが「これだけは避けたい」敗北パターンとは
“あの時”と比較してルメール騎手は「経験を積んだ」とアーモンドアイを評価しているが、単純な「頭数」だけで見ると、デビュー戦が17頭で未勝利戦が15頭、前走のシンザン記念が11頭と、実は敗れたデビュー戦が「フルゲートが予想される本番に最も近かった」という見方もできる。
無論、出走馬の実力には大きな開きがある。だが、後方から馬群を捌かなければならない立場にあるアーモンドアイにとって、単純な「頭数(あたまかず)」は決して小さくない要素といえるだろう。
ルメール騎手からも「内枠でペースが遅くなったら、ちょっと大変になるかもしれません。真ん中(の枠)なら大外に行けますし、長い脚を使えます。だから真ん中の枠が欲しい」と枠に関しては、かなり具体的な”注文”がついている。
実際に「ちょっと大変になった」デビュー戦ように、最後の直線で行き場を失う「最悪の展開」だけは避けたい。枠順はアーモンドアイにとって、大きなウエイトを占めているはずだ。