【宝塚記念(G1)展望】「ファン投票1位」サトノダイヤモンドに「復活気配」キセキが引導を渡す!?「追い切り抜群」武豊ダンビュライトも急浮上!

 そんなヴィブロスに、1週前追い切りで負け時劣らずのパフォーマンスを見せたのがミッキーロケット(牡5歳)、ダンビュライト(牡4歳)の音無秀孝厩舎勢2頭だ。

 栗東の坂路で2頭併せ馬の豪華共演。共に4ハロンで51秒台をマークする破格の動きを見せ、最後はミッキーロケットが半馬身先着。先輩の貫禄を見せつけた。見守った音無調教師も「デキはいいよ」と自信を深めている。

 2頭とも伏兵ながらこの程度の距離が良さそうで、台頭には注意しておきたい存在。なお、ミッキーロケットには和田竜二騎手、ダンビュライトには武豊騎手が騎乗する見込みだ。

 他にも雨で馬場が渋れば、前年王者のサトノクラウンは紛れもない優勝候補。香港からの刺客ワーザーも今年のメンバーであればチャンス十分。パフォーマプロミスやストロングタイタンといった近走好調組にもG1馬になる資格はあるはずだ。

 戦前には「史上最低のメンバー」と揶揄されていた宝塚記念(G1)だが混戦になった分、馬券的には非常に興味深いレースとなった。果たして大混戦のグランプリを制し、秋に向けて大きく名乗りを上げるのはどの馬か――。

 宝塚記念(G1)は24日の15時40分に阪神競馬場で発走を迎える。

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