武豊「リーディング目指さない」発言の”真意”。JRA通算4000勝の節目を迎えた競馬界のレジェンドが示した「未来像」とは
今夏、武豊騎手にとっては競馬学校時代からの同期で、長らく戦友として第一線で戦ってきた蛯名正義騎手が調教師試験を受けること明言。さらに後輩として可愛がってきた四位洋文騎手も同じく調教師を志すことを決めた。
そういった周囲の変化も競馬界のレジェンドの心境に影響をもたらしたに違いない。
「『いまの自分よりも明日はもっとうまくなっていたい』と、口癖のように言ってきたフレーズは、本心だからこそ。49歳になってからの進化はプロスポーツではあり得ないでしょうが、ボクは至って大真面目です」
日記で改めてそう力強く語っている通り、生涯現役にこだわる姿勢は変わらない。だが、JRA通算4000勝というキャリア全体でも大きな節目を迎えたことで「目指すべき騎手像」は微妙に変化した。今週末の凱旋門賞(G1)を始め、今後のレジェンドの活躍に改めて注目したい。