JRA栗東「武豊ユーキャンスマイル陣営」本音ゲット? 人気エタリオウ、上がり馬の状況など情報多数入手
そして気になるのは、そのエタリオウらと追い切りを行いバツグンの動きを見せているユーキャンスマイル(友道康夫厩舎)だ。
春は毎日杯(G3)、京都新聞杯(G2)、ともに6着に終わりクラシックへの出走は叶わなかった。だが、夏に古馬との戦いになる阿賀野川特別(1000万下)を制して、最後の1冠に滑り込んできた。
「昨年のポポカテペトルと同じローテで菊花賞に挑むことになりました。同じ条件ではないので参考程度ですが、阿賀野川特別のタイムはユーキャンスマイルのほうが早いですね。
これまで右にモタれるクセがありましたが、成長したこともあり前走ではまっすぐ走っていました。また武豊騎手も稽古で乗った際に『解消されていました』と不安を払拭。さらに『(それでも)勝ち上がっていたぐらいだし、素質は感じていました』と期待を寄せています」(前出・栗東担当)
戦前の共同会見で友道調教師は、『お母さん(ムードインディゴ)がうちにいた馬なんです。お母さんはGIのタイトルは叶いませんでしたけれど、なんとか息子で獲りたいと思いますのでよろしくお願いいたします」と息子に思いを託していた。
G1馬タイムフライヤー(松田国英厩舎)はここで復活を果たしたい。
昨年末にホープフルSを制してG1馬の称号を得たタイムフライヤー。だが、その後は皐月賞10着、日本ダービー11着とクラシックで苦戦。秋の始動戦となった神戸新聞杯(G2)でも6着とかつての輝きを取り戻せないでいる。
「最終追いは和田竜二騎手を背にCWコースで併せ馬。僚馬を先に行かせるも、最後の直線ではうちから抜き去り2馬身半先着。終始持ったままで6F81秒7-12秒2を記録するなど、相変わらず稽古ではバツグンの動きを見せています。
仕上がりも上々で実戦で結果が出ていないのが不思議なほど。ハーツクライ産駒ですからスタミナも豊富。長距離戦も苦にしないはずです」(栗東担当B)
迷えるG1馬の復活はあるのか?