JRAルメール「5週連続G1勝利」へエリザベス女王杯(G1)も盤石!? 秋華賞、菊花賞、天皇賞・秋に続く「必勝の方程式」とは
世の中「長い物には巻かれろ」とはよく言ったものだが、今週も「絶好調男」C.ルメール騎手を信頼して良さそうだ。
11日に京都競馬場で開催されるエリザベス女王杯(G1)。現在、「4週連続G1制覇」という快進撃を見せているルメール騎手の相棒は、紫苑S(G3)を3馬身差で圧勝した3歳馬のノームコア(牝3歳、美浦・萩原清厩舎)だ。
「紫苑S組はG1では通用しない」などと言われたのも今は昔。一昨年に2着馬のヴィブロスが本番の秋華賞(G1)を勝つと、昨年はディアドラがトライアルと本番を連勝。それら2頭と比較しても、遜色ないほど強い競馬で”出世レース”を制したのがノームコアだ。
「何といっても紫苑Sの勝ち時計(レースレコード)が素晴らしい。開幕週で絶好のコンディションだったことは確かですが、3歳牝馬による中山2000mで1:58.0は価値があると思います。ルメール騎手も『春より走る。すごく良くなったんだと思う』と絶賛していましたよ。
3着だったランドネとは0.6秒差でしたが、これは6着だった秋華賞での勝ち馬アーモンドアイと同じタイム差。単純な比較はできませんが、もしノームコアが出走していれば上位争いをしていた可能性は高いと思います」(競馬記者)
この秋、ルメール騎手は重賞11勝と毎週のように大レースを勝ちまくっている。ちなみに9月の秋競馬開幕以降の重賞成績は[11.3.2.3]。勝率57.9%、連対率73.7%、馬券圏内84.2%と、まさに神懸っている状況だ。
その原動力となっているのが、日本競馬を支配する社台グループとの密な連携に他ならない。