JRAルメール「5週連続G1勝利」へエリザベス女王杯(G1)も盤石!? 秋華賞、菊花賞、天皇賞・秋に続く「必勝の方程式」とは


 特にノーザンファーム天栄とのタッグは、まさに無双状態。秋華賞のアーモンドアイ、菊花賞(G1)のフィエールマン、そして天皇賞・秋(G1)のレイデオロは、いずれも「天栄×ルメール」という”勝利の方程式”によって導き出された結果だ。

「今の競馬界は『外厩時代』と言われていますが、その中でも近年のノーザンファーム天栄の成績は圧倒的。東西のトレセンを超える調教設備を兼ね備え、スタッフも社台グループが誇るスペシャリスト集団です。

今や、本来馬を鍛えることが仕事であるはずの調教師でさえ『トレセンで鍛えるよりも、天栄に預けた方がいい』と”白旗”を上げることも珍しくないですし、外厩で入厩期限ギリギリまで調整→調教師が微調整→出走というのが、一種のトレンドになっていますね」(競馬記者)

 この「天栄×ルメール」という”勝利の方程式”は、今週のエリザベス女王杯に出走するノームコアにも当てはまる。実際に、紫苑S後は秋華賞に参戦するプランもあったが、疲労により回避。その決断を下したのも、ノーザンファーム天栄が中心だったというから驚きだ。

「昔は馬の事を一番わかっているのは、最も携わる時間の長い厩務員や調教師でしたが、今はそれが外厩のスタッフに替わりつつあります。実際に、トレセンよりも外厩施設にいる時間の方が遥かに長い馬も珍しくない。

今回のノームコアにしても秋華賞を回避した分、紫苑Sからの間隔が開きましたが、ノーザンファーム天栄が『そうした方が仕上げやすい』と判断してのもの。それだけ調整に自信があるということでしょうね」(別の記者)

 ノーザンファーム天栄の木実谷雄太場長は『スポーツ報知』の取材に「レース間隔やローテーションに関しては、あまり意識していません。とにかくいい状態で牧場から送り出して、レースで力を発揮してもらうことが大事」とコメント。

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