JRA3歳ワグネリアンら「年内休養」で有馬記念(G1)回避……牡馬クラシック連対馬全滅、ハイレベルも「虚弱世代」の声
21日、今年の日本ダービー(G1)を制したワグネリアン(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎)が年内休養を発表した。
この秋は始動戦の神戸新聞杯(G2)を勝ち、まずはダービーの貫禄を示していたワグネリアン。しかし、予定されていた天皇賞・秋(G1)を疲労で回避すると、その後も体調が整わず陣営は年内休養を発表。管理する友道康夫調教師は『デイリースポーツ』の取材に「年内はお休みします。春の目標となる大阪杯の前に1、2回使えればと思っています」と今後の見通しを語った。
先週のマイルCS(G1)をステルヴィオが勝ち、今週のジャパンC(G1)で主役を務める三冠牝馬アーモンドアイ、早くもダート王の呼び声高いルヴァンスレーヴを含め今後、競馬界を牽引する期待が集まっている今年の3歳世代。
だが「非常にハイレベル」という声もある一方、そのレベルの高さ故か、冒頭のワグネリアン筆頭に有力馬にアクシデントが相次いでいる。
「どうやらワグネリアンと同厩の菊花賞2着馬エタリオウも、年内は休養する見込みです。つい先日には2歳王者のダノンプレミアムも蹄の状態が思わしくなく、来年からの始動を発表しましたし、皐月賞馬のエポカドーロ、菊花賞馬のフィエールマンも予定されていた有馬記念(G1)の回避するようです。