JRA有馬記念(G1)「大波乱」超強力サイン!? 武豊オジュウチョウサン激走へ「伝説の大穴馬」が遺した暗示とは
「驚きました! テンジンショウグンです! もう一度言います、テンジンショウグン!」
19日、1998年の日経賞(G2)を制したテンジンショウグンが、繋養先のローリングエッグスクラブで死亡していたことがわかった。28歳の大往生だった。
テンジンショウグンといえば、穴騎手・江田照男とのコンビで大波乱を起こした日経賞が思い出される。12頭中12番人気の単勝355.7倍は当時の重賞史上第3位。7番人気のシグナスヒーローと演出した馬連、枠連は当時の記録を塗り替えた。
レースは最下位人気にも関わらず、シグナスヒーローに1馬身1/4差をつける完勝。実況も思わず「驚きました! テンジンショウグンです! もう一度言います、テンジンショウグン!」と言い直すほどの衝撃だった。
昨年放送終了となった人気バラエティー『マツコ&有吉の怒り新党』(テレビ朝日)で「伝説の大穴職人」として江田騎手が取り上げられた際、番組恒例の「新・3大〇〇」として最初に挙げられたのが、やはりこのテンジンショウグンの日経賞。そういった経緯もあって、本馬は重賞こそ1勝に終わったが、実績以上にファンの多い馬だった。
また、このニュースが今週末23日に行われる有馬記念(G1)で「大波乱が起きるサイン」と受け取っている敏感なファンもいるようだ。毎週、本サイトでサイン記事を担当している記者は言う。
「テンジンショウグンは今でも語り草になるほどの伝説的な穴馬ですし、勝った日経賞は有馬記念と同じ中山・芝2500mのレース。そんな名優が亡くなったのは現役時代を知っている僕も寂しい限り……ですが、有馬記念を目前に控えたこのタイミングというのは、職業柄『何かあるんじゃないか』と考えてしまいます。