JRA理事長「そこじゃない」見解に落胆の声……意義消失ジャパンC改善案に”世界最悪”の「高速馬場」黙殺

昨年のジャパンCで惨敗したカプリ

 ハーツクライでドバイシーマクラシック(G1)を制すなど、世界的な実績を持つ橋口弘次郎元調教師も「向こうのタフな馬場に比べて、日本の芝コースは絨毯の上を走っているような感じ」と語る日本の馬場。

 昨年、愛ダービー馬カプリでジャパンCに参戦したR.ムーア騎手が「とにかく馬場ですね。これだけ時計が速すぎては……」と漏らしていた通り、海外の競馬関係者にとってガラパゴス化が著しい日本の高速馬場は、もはや「受け入れられない環境」と述べても決して過言ではないのだろう。

 インタビューで「現制度を全体的に整理し、改善できる部分は手を加えていきます」と後藤理事長。しかし、JRAの意向だけで改善が可能なはずである「馬場」に関しての付言は最後までなかった。

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