【東京新聞杯(G3)展望】良血レイエンダVS強豪タワーオブロンドン! マイル決戦に豪華メンバー集う
藤沢軍団のもう1頭がサトノアレス(牡5歳、美浦・藤沢和雄厩舎)。2016年の朝日杯FSの覇者だ。それ以来重賞勝ちはないとはいえ、昨年の安田記念(G1、芝1600メートル)では上がり3F最速の脚で追い込んで4着。マイル戦での破壊力は侮れない。昨年のこのレースは2着。その際の鞍上柴山雄一騎手とのコンビでレースに臨む。
暮れに1600万下特別を快勝、重賞戦線に戻ってきた明け4歳の上がり馬がインディチャンプ(牡4歳、栗東・音無秀孝厩舎)。叔父にはネオリアリズム、リアルインパクトがいる良血馬で、弟は3戦2勝2着1回の3歳馬アウィルアウェイ。鋭い末脚がはまれば格上馬撃破も可能だ。音無秀孝厩舎では宝塚記念馬ミッキーロケットが引退。厩舎の看板馬の1頭に育つ任務も担う。
10月、東京の富士S(G3、芝1600メートル)を2番手からの競馬で力強く押し切ったのがロジクライ(牡6歳、栗東・須貝尚介厩舎)。有力馬に差し馬が多いため、その先行力から面白い存在となる。東京は2戦2勝、望むところ。1週前追い切りでは須貝尚介調教師は「メチャメチャいい」と絶賛。相手次第では逃げ切りまである。
その他では2歳時にデイリー杯2歳S(G2、芝1600メートル)優勝、ホープフルS(G1、芝2000メートル)2着という実績があるジャンダルム(牡4歳、栗東・池江泰寿厩舎)、東京のキャピタルSでタワーオブロンドンに競り勝ったグァンチャーレ(牡7歳、栗東・北出成人厩舎)などにも要注意。