JRAフェブラリーS「楽逃げ」インティは第二のキタサンブラック!? 武豊「激流必至の差し馬天国」発言も史上2番目スローに再燃する”あの”疑惑……
17日に東京競馬場で行われたフェブラリーS(G1)は1番人気のインティ(牡5歳、栗東・野中賢二厩舎)が優勝。一昨年の6月の未勝利勝ちから、怒涛の7連勝でダート界の頂点に上り詰めた。
「去年の夏に初めて乗ってから期待していましたし、ここまでになってくれて嬉しいです」
主戦の武豊騎手の言葉に応えるように、ダート界に誕生した新王者を歓迎する東京競馬場のファンからは、大きな歓声が上がった。最後は一騎打ちに敗れて2着だったゴールドドリームのC.ルメール騎手も「勝った馬は強かったです」と、この日ばかりは脱帽。だが……。
「でも、今日は勝った馬はプレッシャーを受けることなくマイペースでしたからね」
これはレース後に、負けを認めながらもチクリと”反撃”することを忘れなかったルメール騎手の言葉だ。「勝った馬におめでとうと言いたい」と勝者を称えたものの、ゴールドドリームは昨年に続く2年連続の2着。着差もクビ差だっただけに内心、悔しさは相当あったのだろう。
ただ、これはルメール騎手の単なる”負け惜しみ”ではないのかもしれない。というのもレース後、4着モーニンの和田竜二騎手、そしてG1初挑戦ながら5着に健闘したコパノキッキングの藤田菜七子騎手らが揃って「もう少しペースが流れて欲しかった」と発言しているからだ。