JRA中山記念(G2)「不運」M.デムーロに悪夢再び!? 天皇賞「出遅れ惨敗」スワーヴリチャードに過る昨年の大失態

 24日に中山競馬場で開催される今年の中山記念(G2)はG1馬5頭が集い、例年以上の豪華メンバーと話題になっている。その中で「主役」を務めるのが、昨年の大阪杯(G1)の覇者スワーヴリチャード(牡5歳、栗東・庄野靖志厩舎)だ。

 昨春の大阪杯(G1)で初G1制覇を飾り、古馬の大将格として挑んだ秋競馬。しかし、1番人気に推された天皇賞・秋(G1)は痛恨の出遅れで10着に大敗。ジャパンC(G1)こそ3着と意地を見せたが、アーモンドアイとキセキのマッチレースからは大きく引き離されてしまった。

 復権へ――。巻き返しが期待される今年、まずは中山記念から始動する。

 栗東のCウッドで行われた1週前追い切りでは、主戦のM.デムーロ騎手を背に6ハロン83.6秒。馬なりだったこともあって目立った時計ではないが、ラストは11.7秒と、さすがの切れ味で併せ馬を4馬身ほどちぎり捨てた。

 これには庄野靖志調教師も「オーラが出ているね」とG1ホースの風格に目を細め、デムーロ騎手も「良かった。いつも通り」と手応え。ここは始動戦になるが、臨戦態勢は整っていそうだ。

 そうなると当然、デムーロ騎手の手綱さばきに期待がかかるわけだが……。

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