アーモンドアイ「頂上決戦へ」世界女王エネイブル、ついに始動!! 史上初の凱旋門賞(G1)3連覇へ「2019始動戦」は?
頂上決戦へ、「世界女王」の2019年始動戦が明らかになった。
7日、英レーシングポスト紙の取材に応じたJ.ゴスデン調教師が、仏ロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞(G1)で「3連覇」を狙うエネイブル(牝5歳、英)の今年のローテーションについて語っている。
「エネイブルは、いい冬を過ごしました」
昨秋、史上7頭目となる凱旋門賞連覇を達成したエネイブル。そのまま米国へ遠征して、今度はブリーダーズCターフ(G1)を勝利。欧州と米国の2大競馬で頂点に立った本馬は今、紛れもなく世界最強の存在だ。
一昨年の5月以来、G1・7勝を含む9連勝中と向かうところ敵なしの世界女王。今年、史上初となる凱旋門賞3連覇の大偉業へ――。その始動戦としてゴスデン調教師が挙げたのが5月31日に英エプソム競馬場で開催されるコロネーションC(G1、芝2400m)、もしくは6月19日に英アスコット競馬場で開催されるプリンスオブウェールズS(G1、芝2000m)だ。
「候補に挙がっているコロネーションCは、昨年も当初エネイブルが始動戦として予定していたレースの1つ。しかし、膝の故障などで復帰がずれ込み、結局9月のセプテンバーS(G3)で始動しています。
ただ、そこからは10月の凱旋門賞、11月のブリーダーズCターフと、超一流馬とは思えないハードなローテーション。凱旋門賞を初めて制した一昨年も、4月に始動してから年間7戦していますし、今年も凱旋門賞までに『何戦か挟む』ことが濃厚です」(競馬記者)