JRA大阪杯(G1)「史上最高」メンバーで現役最強決定戦!? 復活ダノンプレミアムVS最優秀3歳ブラストワンピースVSダービー馬ワグネリアン!
昨秋は4戦して3、3、2、5着と勝ちきれなかったものの、高いレベルを示したキセキ。特にアーモンドアイの世界レコードに食い下がったジャパンC(G1)では、この馬自身も”スーパーレコード”。大阪杯の覇者スワーヴリチャードに3馬身半差をつける走りは、2017年菊花賞以来のG1制覇を匂わせるに十分なものだった。
この中間は13日に栗東のCウッドで2週前追い切りを行なったが、迫力十分の走り。女王アーモンドアイ不在の今回なら、ビッグチャンスに違いない。
昨年のマイル王ステルヴィオ(牡4歳、美浦・木村哲也厩舎)が”二階級制覇”に意欲を燃やしている。
昨年はクラシックこそ距離の壁に泣いたものの、秋のマイルCS(G1)で古馬を粉砕。始動戦となった前走の中山記念(G2)ではスワーヴリチャードやディアドラ、エポカドーロなどの強豪が揃ったが、上がり最速の末脚で3着と上々の滑り出しとなった。
マイルと中距離の二階級制覇を目指すステルヴィオにとって、課題はやはり距離だろう。4着だった昨年の皐月賞(G1)以来の2000mになるが、本格化した今なら克服できるか。
他にも昨年の天皇賞・秋2着が光るサングレーザー、連勝は止まったもののまだ見限れないエアウィンザー、昨年の2着馬ペルシアンナイト、同3着の皐月賞馬アルアインなど、現役屈指の強豪が出走を予定している今年の大阪杯。
果たして、超豪華メンバーを抑え「春の覇権」を握るのは、どの馬か――。決戦の火ぶたは3月31日(日)に阪神競馬場で落とされる。