有馬記念(G1)アーモンドアイVSリスグラシュー「最初で最後」の女王決定戦!? サートゥルナーリアら3歳勢も充実で「G1連対経験なし」は出走できず!?

 8日、有馬記念(G1)の出走登録が締め切られ、19頭がエントリーした。

 まさに年末のグランプリに相応しい「現役最強馬」を決める一戦になりそうだ。中山のフルゲートが16頭ということもあり、今年は重賞勝ち馬ですら除外対象という非常に狭き門となっている。

 出走が流動的ながら、筆頭はやはり最強女王アーモンドアイ(牝4歳、美浦・国枝栄厩舎)に他ならない。

 豪華メンバーが集った今年の天皇賞・秋(G1)を圧勝し、改めて「最強」を示したアーモンドアイ。今年は香港C(G1)で最終戦を迎えると思われたが、遠征直前に熱発。ローテーションが白紙に戻った。

 ただ幸い症状は軽く、すでに調整を再開している。そうなると向かう矛先は当然、年末のグランプリだが、中間にアクシデントがあったため国枝栄調教師も「出るかどうかについてはまだこれから」と、現時点ではあくまで登録だけのようだ。

 出走するにあたって、アーモンドアイのコンディションも然ることながら、最大の課題は「鞍上問題」の解決だ。主戦のC.ルメール騎手が、すでにフィエールマンとのコンビが予定されており、国枝調教師も「いつごろ決まるか、まだ何とも言えない」と暗礁に乗り上げていることを認めている。

 これだけのメンバーが揃っただけに、アーモンドアイにはぜひ出走してもらいたいが……ファン投票1位の動向は、戦前最大の焦点になりそうだ。

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