【有馬記念(G1)1週前追い切り】O.マーフィー騎手「彼は自信に満ち溢れている」スワーヴリチャード絶好時計! アーモンドアイ“自己ベスト”更新!
「デキが違う」
フィエールマン(牡4歳、美浦・手塚貴久厩舎)の手塚調教師が力強くそう言い切った。前々走の札幌記念(G2)の3着でキャリア初の連対を外し、前走の凱旋門賞(G1)では最下位に大敗……。しかし、今回はその時と「デキが違う」というわけだ。
栗東のCウッドで行われた注目の1週前追い切りでは、本来の力強い脚取りで併せ馬と併入。手塚調教師が「普通に良い競馬ができると思います」とコメントしている通り、この馬の安定感が戻ってくれば脅威に違いない。
急遽、代打が決まった池添謙一騎手も「インディチャンプ(マイルCS)の時もそうですけど、依頼が来たからには僕の仕事は勝つことなんで」と自信のある様子。復活へ、ムードは急上昇中だ。
復活を懸けるのは、3歳馬の大将格サートゥルナーリア(牡3歳、栗東・角居勝彦厩舎)も同様だ。
栗東のCウッドコースで1週前追い切りを行ったサートゥルナーリアは、初コンビとなるC.スミヨン騎手を背に6ハロン86.1秒。ラストは11.5秒と、さすがのキレを見せて3頭併せ馬の最先着を果たした。
この動きには陣営も「いい調整だった」と納得顔。今回はG1・2勝と得意にしている中山に戻るだけに、状態面が大きなカギを握りそうだ。