ダートの頂上決戦チャンピオンズC(G1)は「新覇王」アウォーディー&武豊騎手による長期政権の始まりか!? コパノリッキー&ルメール騎手も巻き返しへ虎視眈々
12月4日には、ダートの頂上決戦チャンピオンズC(G1)が中京競馬場で開催される。2013年から毎年わずか1頭ながら外国馬の出走があったが、今年はなし。寂しい気もするが、国内からは現在のダート界を代表する猛者が顔を揃えた。
かつては1番人気の強いレースだったが、近年は4連敗中。特に昨年は12番人気のサンビスタが勝利し単勝6,640円、三連単318,430円の大波乱。今年も骨太なメンバーが集まっているだけに、一筋縄ではいかなさそうだ。
だが、それでもアウォーディー(牡6歳、栗東・松永幹夫厩舎)が中心視されることは揺るがない。
昨年の9月にダート転向後、負け知らずの6連勝。特に前走のJBCクラシック(G1)ではG1を3連勝中だったコパノリッキーとの”天下分け目の一戦”を制し、ダート界の覇権を握った。
1週前追い切りは、栗東のウッドコースで3頭併せと意欲的な内容。6ハロンを83.5秒、ラスト12.2秒としっかりと追い切られて最先着。見守った松永幹夫調教師も東京スポーツの取材に「前走では強い相手に真っ向勝負を挑んで、強い競馬をしてくれましたね。今朝の動きも良かったですし、前走後も順調ですよ」と手応えを感じている様子。
「(チャンピンオンズCが行なわれる)中京の1800mとなれば流れも全く違ってくるでしょうから、そこへの対応が今回の課題でしょうね」と早くも”本番”を意識しているようだった。すでに6歳、来年には7歳になるが、主戦の武豊騎手と共に、ここからどこまで連勝を伸ばせるか大注目だ。
そんなダート界の新王者に、これ以上負けられないのがコパノリッキー(牡6歳、栗東・村山明厩舎)だ。