R.ムーア騎手による香港国際競走・夢の完全制覇なるか!? 大偉業に向けた最強のラインナップが「豪華過ぎる」と話題

R.ムーア騎手(Cake6)

 香港競馬最大のビッグイベントも、やはりこの男の”独壇場”になるのだろうか。

 11日に行われる香港国際競走(沙田競馬場)。香港カップ、香港ヴァーズ、香港マイル、香港スプリントの4つのレースに、今年は日本から「G1級」の有力馬が合計13頭も出走することもあって大きな注目を集めている。

 特に海外馬券元年となる今年は、この香港国際競走も4レースの馬券発売が決定しており、競馬ファンの視線も例年に増して熱いものがあって当然だ。

 ただし、今年の香港国際競走の「主役」を務めるのは、昨年の香港Cの覇者で日本が誇る天才・武豊騎手ではなく、現在「世界No.1ジョッキー」として名高いR.ムーア騎手になりそうだ。

 この秋、短期免許で来日すると、いきなり天皇賞・秋を勝って改めてその実力を見せつけたムーア騎手だが、それは何も日本だけではない。

 今春のドバイターフでは、それまでG1を勝ち切れなかったリアルスティールをあっさりとG1馬に導くと、5月にはイギリスの桜花賞にあたる1000ギニーを制覇、その僅か10日後には今度はフランスの皐月賞にあたる2000ギニーを制している。さらにイギリスのオークスでマインディングを2冠に導くと、夏には世界最高峰のレース・キングジョージ6世&QESをハイランドリールで勝ち切った。

 この秋にもマカヒキが惨敗した凱旋門賞を勝つなど、世界中でその実力を見せつけているムーア騎手。昨年の香港国際競走でも香港ヴァーズと香港マイルの2勝を達成したが、今年のラインナップは「完全制覇」に向けて、さらに「えげつない」ことになっている。

香港ヴァーズ(G1、2400m)

 まずは4つのレースの中でも「最も盤石」といわれている香港ヴァーズ。騎乗馬は、連覇の懸かるハイランドリールだ。

 本来、「昨年の覇者」というだけで充分なチャンスがあるが、このハイランドリールの限っては今年1年で”別馬”のように成長して香港へ帰ってきた。

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