JRA横山典弘の「お株」を奪う“ポツン”最後方!? フェブラリーS(G1)ブリンカーだけではなかった陣営がワンダーリーデルに施した工夫とは
■ワンダーリーデル「休み明け・叩き2戦目」成績
2カ月半休養(ソエ・放牧)
3歳(1勝クラス)5着→3歳以上(1勝クラス)1着
5カ月半休養(脚部不安・放牧)
立夏S(3勝クラス)5着→洲本特別(2勝クラス)1着
9カ月休養(屈腱炎・放牧)
高瀬川S(3勝クラス)11着→BSイレブン賞(3勝クラス)1着
4カ月休養(リフレッシュ・放牧)
グリーンチャンネルC(OP)12着→オータムリーフS(OP)3着
3カ月休養(転厩・放牧)
欅S(OP)3着→アハルテケS(OP)1着
3カ月半休養(馬体調整・放牧)
グリーンチャンネルC(L)3着→武蔵野S(G3)1着
4カ月休養(馬体調整・放牧)
プロキオンS(G3)9着→エルムS(G3)5着
2カ月半休養(リフレッシュ・放牧)
根岸S(G3)2着→フェブラリーS(G1)3着
今年のフェブラリーSでは3着と根岸S(G3)の2着より着順を落としたが、メンバーを考えれば大健闘。G1だったことを思えば、叩いた上積みが大きかったといえるだろう。
ただ、今回の好走は前哨戦を使うことやブリンカーだけが要因だったわけではないかもしれない。
横山典騎手といえば、単独最後方でレースを進める“ポツン”が有名。これまでのワンダーリーデルは終いに懸けるレースが多かったため、一部のファンの間では「フェブラリーSでもポツンするんじゃないか」と心配された。しかし、これはブリンカー効果もあってか杞憂に終わる。
だが、ワンダーリーデルはレース前にポツンを実践していた。
「今回のレースでは、前走と違いパドックで離れた最後方を歩いていました。横山典騎手がレースでポツンをしなかった代わりに、パドックではワンダーリーデルがしっかりとやっていましたね」(同)
横山典騎手の「お株」を奪うパドックでの“ポツン”最後方。もしかすると、これもワンダーリーデルの力を引き出した陣営の秘策だったのかもしれない。