JRA大阪杯(G1)コントレイルは「早熟」苦戦必至!? ディープインパクト産駒と、ノースヒルズ所属馬の意外な傾向とは
★ジャパンカップ2着馬の呪い
上記のディープインパクトとノースヒルズは、同馬が早熟かどうかに大きく関係している部分だが、興味深い点として「ジャパンカップ2着の呪い」についても触れておこう。
1986年以降、外国馬を除き前走ジャパンCで2着だった馬で、次走で勝利したのはハーツクライとオルフェーヴルの2頭のみ。日本馬はことごとく次走で敗退しており、その中にはオグリキャップ、テイエムオペラオー、エアグルーヴ、ジャスタウェイ、ブエナビスタ、ヒシアマゾンなどの名馬も含まれている。すでに名馬の域に達したコントレイルとはいえ、歴史が示す傾向に嵌まってしまえば、ここも黄色信号が点滅する。
ちなみに昨年のジャパンCで3着だったデアリングタクトは金鯱賞で2着、4着だったカレンブーケドールは日経賞で2着、5着だったグローリーヴェイズは金鯱賞で4着と、あのレースの上位馬は復帰戦ですべて未勝利。これも嫌な流れだ。
以上のようにコントレイルはその実績は抜けているものの、実は超えなければならない「壁」がいくつもある。歴史に残る名馬となるためにも、ぜひ乗り越えてほしいところだ。